大使館活動報告 |
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2016年
「世界津波の日高校生サミット」 レフカダ第一高校生徒の日本訪問
昨年3月、日本の仙台で行われた第3回国連防災世界会議で我が国は、世界中の防災意識の向上のため「世界津波の日」を制定することを提案し、同年12月の第70回国連総会本会議で「世界津波の日」を定める決議が採択されました。この取り組みの一環として、11月25日から26日まで、高知県黒潮町において”「世界津波の日」 高校生サミット in黒潮”開催され、ギリシャからレフカダ第一高校の生徒6人と引率の教員1名が参加しました。日本では、計30カ国からの高校生と共に、津波防災についてのフィールドワークや議論を通して、日本の津波の歴史や防災・減災の取組を学びました。
日本で活躍したレフカダ生まれの作家、ラフカディオ・ハーンは、1854年11月5日に和歌山県で起きた大津波の際の逸話をもとに「稲村の火」という作品を執筆し、現在も防災教材として高い評価を受けています。この逸話がもとで、11月5日が「世界津波の日」に制定された経緯があり、ギリシャとも深いつながりがあります。 11月30日、ギリシャへ帰国した生徒達と先生を公邸に迎え、日本での経験について報告を受けましたが、非常に充実した滞在だったということです。高校生が将来立派なリーダーになることを期待しています。
三味線コンサート
11月11日、セオハラキス財団文化ホールにて、大野敬正さんを日本から招き、三味線コンサートを開催しました。大野さんは海外でも精力的な活動を行っている津軽三味線奏者です。コンサートには120名を越える聴衆が集まり、そのダイナミックで力強い演奏に、会場は大変な盛り上がりをみせました。コンサートの前半は伝統曲、後半はバックミュージックを使用したモダンな曲調のナンバーが披露され、大野氏のポリシーである『伝統音楽を守りながら伝統音楽を壊す』が存分に味わえる内容でした。
ギリシャに初めて来訪した大野さんは、「ギリシャのお客さんは温かくてノリが良く、とても良い思い出になりました。またぜひ、ギリシャでコンサートができれば嬉しいです。」と述べていました。
第5回武道デモンストレーション
11月6日、「武道デモンストレーション」を今回初めてペトルポリス市で開催しました。会場となったペトルポリス市立体育館Nikos Paximadasには多くの家族連れや武道ファンが来場しました。イベントには、自らも柔道家であるシモス・エヴァンゲロス市長や、同市出身で2020年五輪に向け活躍が期待される空手のジョルジーナ・クセヌ選手も駆けつけ、ギリシャ柔道連盟、ギリシャ剣道居合長刀協会、ギリシャ合気道協会、ギリシャ合気道クラブ、ギリシャ空手連盟の代表メンバーによる各武道のデモンストレーションが行われました。イベントの最後にはオープンレッスンが行われ、来場者は実際に技を試すことができ大変盛り上がりました。
藤井苑子折り紙師範による折り紙教室in 古代オリンピア市
10月13日~14日、古代オリンピア市の古代オリンピア小学校とペロピウ小学校で藤井苑子先生の出張折り紙教室を開催しました。2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催を控え、古代オリンピック発祥の地である同市の子供達に日本の文化を知ってもらいたいと考えたためで、教室には藤井先生が古代オリンピアからイメージした折り紙作品も展示しました。2020年に向け、今度とも同市やギリシャとの関係強化に努めていきたいです。
藤井苑子折り紙師範による折り紙教室 (10月5日、17日、24日)
当館にて10月5日、17日、24日の3日間、日本折り紙協会師範である藤井苑子先生による折り紙ワークショップを開催しました。折り紙は伝統文化の一つでありながら、日常の遊びとしても日本人に親しまれています。ワークショップの参加者は子供から大人まで様々で、藤井先生や館員と一緒に作業をしたり、他の参加者と教え合ったりすることで折り紙の魅力を身近に感じていただけたのではないでしょうか。
剣道イベント“Let’s 剣 Do! 3” (9月23日)
9月23日、当館にて剣道イベント “Let’s 剣 Do! 3” をペリステリ剣友会と SOYA Athens との共催で実施しました。3回目となる今年は「生涯剣道」をテーマとし、日本から會田紳次先生、中平吉彦先生、そしてスウェーデンから渡辺廉先生を迎え、それぞれの経験談を交えた講演が行われました。迫力ある実演の他、実際に剣道を体験できるオープンレッスンも開催され、参加者は和気藹々とした雰囲気で日本の武道を楽しんでいました。
第36回日本語スピーチコンテスト報告 (5月21日)
5月21日、ギリシャ日本語教師会主催「第36回日本語スピーチコンテスト」がアテネ市内のティタニアホテルで開催されました。今年も日本の詩の朗読が課題となり、9名の出場者が宮澤章二作 『行為の意味』、吉野弘作 『夕焼け』、相田みつを作 『その人』 の中からそれぞれ選んで朗読し、日頃の日本語学習の成果を競い合いました。第1位にジョージア・マルガリティさん、2位にアンナ・クルティさん、3位にヨルゴス・カザコスさんが入賞し、3名は会場から大きな拍手喝采を浴びました。
ヴァイオリニスト五嶋龍氏 アテネ訪問 (5月13日)
5月13日(金)、世界的に活躍する若手ヴァイオリニスト、五嶋龍氏がメガロ・コンサートホールで国立アテネオーケストラと共演し、秀逸なテクニックと美しい音色で聴衆を魅了しました。オーケストラとの共演後、アンコールに応えてソロで演奏すると会場は大きな拍手に包まれました。
14日(土)の午後、五嶋氏はアテネ市内の児童福祉施設 「The Smile of the Child」 を訪問し、施設の子供たちと交流を図りました。子供達は美しいヴァイオリンの音色に聴き入り、Q&A のコーナーでは熱心に質問をする姿が見られました。五嶋氏は子供たちに自身の経験を述べつつ、夢に向かって努力を続ける大切さを伝えました。
キシラ島にて小泉八雲の母、ローザ・カシマティ記念イベント (5月6日)
2016年5月6日(金)、キシラ島の首都ホラにある小泉八雲の母、ローザ・カシマティの生家修復の完成を記念する行事が行われました。イベントの会場となった生家には八雲に縁の深い関係者や地元の人々など多くの来場者で満席となりました…
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