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       アテネマラソンと長野マラソン


Ⅰ. 姉妹提携の歴史

1. アテネマラソン (公式サイトwww.athensclassicmarathon.gr/) とは、アテネにおいて毎年秋に行われる国際マラソン競技のことで、2004年アテネ五輪でマラソン競技に使用されたコースと同じです。このコースはマラソンの語源である紀元前490年の 「マラトン」 の戦いで、戦士フィディアスがアテネに勝利を告げるため走った道といわれています。毎年世界各国から参加者が集まり、日本からも多くの方が参加しています。日本人は世代別の成績では特に中高齢の部門で常に良い成績を収めています。過去には全体で優勝した日本人の方もいらっしゃいます。

  第32回アテネマラソン (2014年11月9日開催) における長野チーム等の参加

  第31回アテネマラソン (2013年11月10日開催) における長野チームの参加

  第29回アテネマラソン (2011年11月13日開催) に際し行われた様々なイベント

一方、長野マラソン (公式サイトwww.naganomarathon.gr.jp/) は、1998年の長野冬季五輪開催を記念して 「長野オリンピック記念長野マラソン大会」 として99年に始まり、毎年4月長野市で開かれています。地元の新聞社、信濃毎日新聞社が約40年間主催していた 「信毎マラソン」 (1958年~1998年、長野市) が母体となり、規模も拡大して再スタートしたものです、長野マラソンは国内外のトップランナーと市民ランナーが一緒に走ることが特徴で、その人気は国内だけでなく、海外20ヵ国・地域を含め約6200人のランナーが参加する大会になりました。日本の市民マラソンの人気投票では全国2位にランクされています。


「5000人のランナーがスタートを切った2004年の第6回長野マラソン大会。
道路いっぱいに広がって走るランナーに、沿道から熱い声援が送られました。」
写真:信濃毎日新聞社提供

2. 1998年に日本とギリシャが修好100周年を迎えたことをきっかけに、二つのマラソンが姉妹提携を結ぶというアイディアが生まれ、日本陸連の協力を得て在ギリシャ日本国大使館の仲介により、ふたつのマラソン実行委員会の間で1998年10月に姉妹提携が結ばれました。

3. この姉妹提携によってふたつのマラソンはそれぞれ成績優秀者を相互に派遣することを取り決めました。アテネと長野を結ぶ役割を選手派遣団が果たしています。アテネでは長野マラソン派遣団がマラソン発祥地にあるマラトン第一小学校、アテネ市内のコスティアス・ギトナス学園や日本人学校を訪ねています。そして、長野では、第1回長野マラソンから毎年アテネマラソン派遣団が昭和小学校 (長野市) を訪れています。ギリシャの各学校では、ギリシャダンスをともに踊ったり、日本の歌や踊りを発表して歓迎するだけでなく、家庭料理をふるまって温かくもてなしています。


     
「ギリシャ・マラトン第一小学校の児童が、長野マラソンから派遣された日本選手らと 一緒に民族舞踊を踊って歓迎した。」(2003年11月)
写真:信濃毎日新聞社提供
   「アテネマラソンから派遣された選手らをギリシャ国旗を振って出迎える昭和小学校の子供達。」 (1999年4月)
写真:信濃毎日新聞社提供
 

一方、昭和小学校は会場の体育館で1000人余りの児童らが手作りのギリシャ国旗を振って笑顔で出迎え、子供たちによるギリシャ国歌斉唱、千羽鶴のプレゼントや太鼓演奏などを披露しています。温かい触れ合い続く中で、ギリシャからの派遣団員が涙を見せる場面もあり、双方の心が通い合った国際交流を重ねています。

Ⅱ.心温まるエピソード

「私のことを覚えていてくれた子供達に感謝しています。」 アテネ五輪女子マラソンに出場のギリシャのゲオルギア・アンバチドゥ選手に、長野市の昭和小学校の児童が自分たちで作った応援メッセージ入りの団扇と色紙をプレゼントした記事が、信濃毎日新聞 (04・8・16付朝刊、長野市) に紹介されました。ギリシャのゲオルギア選手はテッサロニキ出身で中学校の体育の教師をしています。これまでにアテネマラソン派遣団として長野マラソンに何度も出場。その都度自己ベストを更新し、夢だったアテネ五輪の出場を決めました、昭和小学校もたびたび訪れており、「笑顔が素敵」 と子供達に大人気のゲオルギア選手。今回の子供達からのエールに「レース中に力が落ちて苦しくなったら、子供達の応援メッセージを思い出して頑張ります」 (同紙) と意気込みを語っていました。

   
「ギリシャ・ゲオルギア選手に贈る応援メッセージを書き込んだ団扇や色紙を作成した昭和小学校の児童。」 (2004年7月)
写真:信濃毎日新聞社提供
「昭和小学校からのプレゼントがアテネオリンピック目前のゲオルギア選手に届き笑顔がこぼれた。」 (2004年8月)
写真:信濃毎日新聞社提供
 

アテネマラソンと長野マラソンの姉妹提携を軸にした交流の輪は、海を越えて広がっています。


Ⅲ.小坂 健介 ・ 信濃毎日新聞社社長からのメッセージ

長野マラソンは、1998年長野冬季オリンピックの崇高な精神を受け継いでいこうと、99年にスタートしました。マラソン発祥のアテネマラソンと姉妹提携し、日本とギリシャの友好を深め合う舞台となっています。 一流ランナーと、市民ランナーが一緒に走り、競い合うことができるのが特長です。ご好評をいただき、今では参加者が国内外から6200人を超える大会に成長しました。05年から長野パラリンピック記念の車いすレースも同時開催しいっそう多くの方が参加できるようになりました。

マラソンが開催される4月の長野市は、春爛漫の季節です。桃や桜が咲き誇り、ランナーの皆さんを歓迎してくれます。また、地域を挙げて2400人ものボランティアの人たちがホスピタリティーにあふれた笑顔で参加者をお迎えします。ぜひ、お友達をお誘いあわせの上、長野マラソンにご参加ください。心よりお待ち申し上げております。



長野オリンピック記念長野マラソン大会組織委員会会長

 
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