9月30日世界翻訳の日記念シンポジウム「日本文学をギリシャ語に翻訳するとき思うこと」(実施報告)

令和6年10月16日
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9月30日、在ギリシャ日本大使館はアテネ大学と共催のもと、アテネ大学のアルキス・アルギリアディス講堂にて、「世界翻訳の日」を記念し、日本文学を原語版からギリシャ語に翻訳してこられた希少な翻訳家三名、パナヨティス・エヴァンゲリディス氏、ステリオス・パパレクサンドロプロス氏、 マリア・アルギラキ氏を迎えて、「日本文学をギリシャ語に翻訳するとき思うこと」と題した初のシンポジウムを開催しました。

 

開会挨拶において、アテネ大学のソフィア・パパヨアヌ副学長は、今回初めて同大学と大使館の協力により日本語翻訳に関するシンポジウムが実現したことは喜ばしいことと述べられました。また、大使館の根本参事官はギリシャ語を専門とする観点より日本語をギリシャ語に翻訳する難しさをユーモアを交えて紹介されました。

 

シンポジウムでは、アテネ大学英文学科のリアナ・サケリウ教授の進行のもと、御三方の日本語との出会いから日本語専門の翻訳家としての歩み、これまで翻訳された作品について講演が行われました。

続いて、質疑応答では来場者から様々な質問がなされるとともに意見交換も行われ、会場は熱気に包まれてシンポジウムの夕べは終了しました。

 

当日見逃した方はぜひこちらの動画をご覧ください。