駐ギリシャ日本国大使より御挨拶

2020/12/18
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この度、駐ギリシャ日本国大使として着任いたしました中山 泰則(なかやま やすのり)です。
今回の赴任は、英国に在勤中にクレタ島を訪れて以来、私にとって実に34年ぶりのギリシャ再訪となります。
 
現在ギリシャでは、新型コロナウィルス感染症対策として厳しい外出制限措置が講じられており、在留邦人の皆様におかれましては心休まらぬ日々を過ごされていることと存じます。私自身、赴任して数週間の内にも、日常のいたる場面で事の深刻さを認識するとともに、感染拡大防止のための当地市民の方々の忍耐と努力を、身を以て感じております。現地大使館といたしまして、事態の一刻も早い終息を願うとともに、最も重要な任務である在留邦人をはじめとする日本人の皆様の安全確保に引き続き全力を尽くして参る所存です。
 
ギリシャと日本は、ともに海に面し、海運、造船業において古くから秀でてきました。これらの分野を礎として紡いできた両国間の友好の歴史は長く、昨2019年に日希関係は修好120周年を迎えました。伝統の尊重、「おもてなし」の精神など、今日でも多くの文化的共通項を有する両国民は、未来へ向けてまた新たな友好の絆のページを捲り始めています。
 
そのような中、日・ギリシャの記念すべき年は続きます。来年2021年には、当地古代オリンピアで灯された聖火を掲げて東京オリンピック・パラリンピックが開催されます。翌2022年は、スミルナの大火における「東慶丸」のギリシャ難民救出から100周年にあたります。これらの機会を捉えて今後も様々な文化交流・記念事業が日本とギリシャ両国において行われていくことでしょう。
 
また、パンデミックの影響による困難は見られるものの、ギリシャ政府がEUの重要なメンバーとして経済復興計画を着々と進めている中、南東欧及び東地中海地域におけるギリシャの戦略的重要性、及びギリシャとの貿易・投資関係拡大の可能性については、各国から関心が寄せられております。
 
駐ギリシャ日本国大使としまして、これらの契機を最大限に生かし、両国の友好関係発展をさらに推し進めるべく、微力ながら誠心誠意努力していく所存です。皆様のご協力・ご支援をどうぞ宜しくお願い申し上げます。
 
2020年12月
駐ギリシャ日本国特命全権大使  
中山 泰則






<過去の大使欄>
  清水康弘前大使 (2017年―2020年) 
  西林万寿夫元大使 (2013年―2017年)
  戸田博史元大使 (2010年―2013年)
 
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