駐ギリシャ日本国大使より御挨拶
令和6年4月1日

3月24日に駐ギリシャ日本国大使として着任しました伊藤康一 (いとう こういち)です。
私は、これまで約40年の外務省での勤務において、主にアジア地域に関係する仕事をしてまいりました。欧州での勤務は、25年前にジュネーブにて世界貿易機関(WTO)関係の業務に携わって以来のこととなります。
日本とギリシャの間では、2023年1月に訪日したミツォタキス首相と岸田総理が首脳会談を行い、日ギリシャ関係を「戦略的パートナー」に格上げする首脳共同声明が発表されました。この宣言において両首脳は、基本的価値を共有する両国が自由で開かれた国際秩序を維持し強化するために一層協力することを約し、海洋分野、貿易投資、観光、防衛安全保障、文化教育などの分野で具体的な協力を進めていくことで一致をみました。そして、両国は同年末までに投資や経済交流を促進するために租税条約の署名を行い、さらに2024年を「日・ギリシャ文化観光年」と定め友好と親善を深めるために様々な文化行事を実施することも予定しております。
ギリシャの国内に目を転ずれば、経済はかつての困難を克服して着実な回復と成長の軌道に乗りつつあり、伝統的な海運業に加えITやエネルギー分野でも将来の経済発展に向けた注目すべき動きがみられます。
日本とギリシャは2023年の首脳会談の結果、伝統的な友好と協力の基礎の上に今日の国際社会が直面する様々な課題への取り組みを含め、政治、経済、文化の各領域でいっそう協力を進めるべき時機に至っております。私たち大使館といたしましては、日系企業そして在留邦人の皆様とも手を携えながら、日本とギリシャのパートナーシップを前進させるべく尽力してまいる所存でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。
ギリシャは、その古代の都市国家において全人類の普遍的な価値である民主主義を生み出し、また、平和の祭典である近代オリンピックの源となった古代オリンピックの発祥の地であります。このような偉大な国で生活し仕事をする機会に恵まれましたことを、私個人としても大変にうれしく思っております。
私は、これまで約40年の外務省での勤務において、主にアジア地域に関係する仕事をしてまいりました。欧州での勤務は、25年前にジュネーブにて世界貿易機関(WTO)関係の業務に携わって以来のこととなります。
日本とギリシャの間では、2023年1月に訪日したミツォタキス首相と岸田総理が首脳会談を行い、日ギリシャ関係を「戦略的パートナー」に格上げする首脳共同声明が発表されました。この宣言において両首脳は、基本的価値を共有する両国が自由で開かれた国際秩序を維持し強化するために一層協力することを約し、海洋分野、貿易投資、観光、防衛安全保障、文化教育などの分野で具体的な協力を進めていくことで一致をみました。そして、両国は同年末までに投資や経済交流を促進するために租税条約の署名を行い、さらに2024年を「日・ギリシャ文化観光年」と定め友好と親善を深めるために様々な文化行事を実施することも予定しております。
ギリシャの国内に目を転ずれば、経済はかつての困難を克服して着実な回復と成長の軌道に乗りつつあり、伝統的な海運業に加えITやエネルギー分野でも将来の経済発展に向けた注目すべき動きがみられます。
日本とギリシャは2023年の首脳会談の結果、伝統的な友好と協力の基礎の上に今日の国際社会が直面する様々な課題への取り組みを含め、政治、経済、文化の各領域でいっそう協力を進めるべき時機に至っております。私たち大使館といたしましては、日系企業そして在留邦人の皆様とも手を携えながら、日本とギリシャのパートナーシップを前進させるべく尽力してまいる所存でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。
ギリシャは、その古代の都市国家において全人類の普遍的な価値である民主主義を生み出し、また、平和の祭典である近代オリンピックの源となった古代オリンピックの発祥の地であります。このような偉大な国で生活し仕事をする機会に恵まれましたことを、私個人としても大変にうれしく思っております。
2024年4月
駐ギリシャ日本国特命全権大使
伊藤 康一
伊藤 康一