カヴァラ市における東慶丸100周年記念事業の実施(報告)
令和4年9月30日
9月24日(土)、在ギリシャ日本大使館とヤニス・パスハリディス議員(カヴァラ選出国会議員・ギリシャ日本友好議員連盟会員)は、カヴァラ市の後援のもと、共同で「TOKEI MARU 1922-2022: Commemorating 100 Years since a Japanese Ship's Voyage to Smyrna」と題したイベントをカヴァラ市において開催しました。
当日は、日本とギリシャの国旗掲揚、及びカヴァラ市立交響楽団による日本とギリシャの国歌の演奏から始まりました。続いて、伝統的な衣装を羽織ったカヴァラ市の各団体(小アジア協会、トラキア・センター、ポンドス・クラブ)が伝統舞踊のデモンストレーションを行いました。
会場をカヴァラのグレート・クラブに移した後、中山大使・パスハリディス議員に加えムリアディス・カヴァラ市長から開会の挨拶があり、村田奈々子東洋大学教授によって、1922年の小アジア厄災においてギリシャ難民をスミルナから救出したとされる日本商船「東慶丸」に関する講演が行われました。村田教授は、未だ完全には判明していない「東慶丸」による救出劇の概要、並びにその船長の身元に関する最新の研究成果について熱を込めて語りました。続いて、オーストラリアと中継を結び、スタヴロス・スタヴリディス氏が1922年当時の出来事を歴史的に振り返りながら、日本商船「東慶丸」に関する自身の研究の要点を発表しました。最後に、ザホス・サモラダス氏による短編アニメーション「Tokei Maru」(2017年、20分)が上映されました。
イベント終了後、中山大使はムリアディス・カヴァラ市長の執務室を訪問した上で、意見交換を行いました。翌25日(土)、中山大使はギリシャ人難民博物館を訪問した後、市の中心部で日本商船「東慶丸」にちなんで日本の桜を植樹する式典に参加しました。



当日は、日本とギリシャの国旗掲揚、及びカヴァラ市立交響楽団による日本とギリシャの国歌の演奏から始まりました。続いて、伝統的な衣装を羽織ったカヴァラ市の各団体(小アジア協会、トラキア・センター、ポンドス・クラブ)が伝統舞踊のデモンストレーションを行いました。
会場をカヴァラのグレート・クラブに移した後、中山大使・パスハリディス議員に加えムリアディス・カヴァラ市長から開会の挨拶があり、村田奈々子東洋大学教授によって、1922年の小アジア厄災においてギリシャ難民をスミルナから救出したとされる日本商船「東慶丸」に関する講演が行われました。村田教授は、未だ完全には判明していない「東慶丸」による救出劇の概要、並びにその船長の身元に関する最新の研究成果について熱を込めて語りました。続いて、オーストラリアと中継を結び、スタヴロス・スタヴリディス氏が1922年当時の出来事を歴史的に振り返りながら、日本商船「東慶丸」に関する自身の研究の要点を発表しました。最後に、ザホス・サモラダス氏による短編アニメーション「Tokei Maru」(2017年、20分)が上映されました。
イベント終了後、中山大使はムリアディス・カヴァラ市長の執務室を訪問した上で、意見交換を行いました。翌25日(土)、中山大使はギリシャ人難民博物館を訪問した後、市の中心部で日本商船「東慶丸」にちなんで日本の桜を植樹する式典に参加しました。