テサロニキ国際見本市2026における日本の「匠」の精神 ― 日希二国間関係の新たな世紀を紡ぐ ―

令和8年1月23日
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在ギリシャ日本国大使館は、テサロニキ国際見本市2026(TIF2026)において、日本が主賓国として参加することを発表いたします。同見本市は、2026年9月5日から13日まで、テサロニキ国際展示場パビリオン13にて開催されます。

本展示では、細部に至るまで妥協のない完成度の追求を通じて、純真さと美を体現する、日本に深く根付いたものづくりの精神「匠」に焦点を当てます。この価値観は、完成度の高い作品を生み出す根幹を成すものであり、世代を超えて受け継がれてきた知恵により先端技術の創出に寄与するとともに、持続可能なインフラの分野において感性と配慮から生まれる思いやりを育み、さらにモビリティや観光の未来における継続的なイノベーションへと導く本質的な原動力を包含しています。

TIF2026が100周年を迎える節目にあたり、日本は過去と次の世紀をつなぐ岐路に立っています。この意義深い機会において、日本の豊かな文化の遺産と革新的な精神をご体験いただくとともに、両国の協力関係のさらなる促進を目指しています。パビリオンでは、「知」「思いやり」「原動力」の三つのゾーンで構成された展示を通じ、多様な分野に広がる日本のものづくりの世界を、来場者の皆様に直接体験していただける、貴重な機会となります。

ギリシャと日本の関係は、海運分野にとどまらず、2019年に発効した日EU経済連携協定(EPA)、2023年の戦略的パートナーシップ宣言、2024年の日希租税条約の締結など、制度的な基盤の強化を背景に、両国関係は近年大きく深化しています。現在、約40社の日本企業の子会社および海外拠点がギリシャで事業を展開しており、さらに約40社が日本ブランドの正規代理店として提携を結んでいます。また、小売業や貿易コンサルティング企業を含む複数のギリシャ企業が、日本市場への事業拡大を進めています。

両国間の経済関係は、従来の貿易中心の形態から、合併・買収や官民両セクターにおける技術提携を含む戦略的投資へと進化しています。日本からギリシャへの主な輸出品は、自動車・二輪車などの輸送機器や鉄道運行システムです。一方、ギリシャから日本への輸入は、2018年以降、たばこやオリーブオイルをはじめとする農産品が中心となっています。さらに、エネルギー分野や先端医療、ハイテク産業およびデジタルサービス事業などの新たな投資が進展しており、二国間経済関係の多角化と強靭化に寄与しています。

第90回テサロニキ国際見本市への日本の参加は、両国間の政治・経済・ビジネス関係を一層深化させる契機となります。

メディアお問い合わせ先
中村 萌美(なかむら もえみ)
TIF2026プロジェクトチーム責任者
E-mail: embjapan@at.mofa.go.jp
在ギリシャ日本国大使館ウェブサイト: https://www.gr.emb-japan.go.jp/