文楽入門 講演・実演会 (実施報告)

令和8年7月6日

7月2日(木)及び4日(土)、在ギリシャ日本国大使館は、コテンゴテン社主催、ギリシャ・アメリカン・カレッジと協力のもと、日本が誇る伝統芸能の一つであり、2009年よりユネスコ無形文化遺産に登録されている人形浄瑠璃文楽について入門講演・実演会を2回にわたり開催いたしました。

初日はギリシャ・アメリカン・カレッジのBlack Boxにて、続いて在ギリシャ日本国大使館多目的ホールにて実施され、文楽の魅力に触れる貴重な機会となりました。

オープニングでは、演目「傾城反魂香(けいせいはんごんこう)」より「雅楽之助の注進」の一場面が抜粋され、太夫の語りと三味線が奏でる音楽に合わせて、人形遣いの三者が一体となって迫力あるパフォーマンスを披露しました。続いて、大阪を中心に江戸時代に形成された文楽の歴史が紹介されました。
 
次に、太夫と三味線による義太夫節について、また人形遣いによる人形の構造や操作方法、3人で操作するうえでの約束事、表現方法などが実演を交えて一通り解説が行われると、今度は観客が実際に人形操作を体験する機会に恵まれました。
 
日本語から英語への通訳は、ロンドン大学東洋アフリカ研究学院(SOAS)日本学部のアラン・カミングス准教授が務めました。
 
文楽の夕べは、名作『新版歌祭文』より代表的な場面「野崎村の段」が上演され、拍手喝采の中、幕を閉じました。続いて行われた質問コーナーでは、観客から出演者へ次々と質問がなされ、文楽への高い関心が示されました。