清水康弘大使 より着任ご挨拶

令和2年12月4日
 

8月16日に、駐ギリシャ日本国大使としてアテネに着任しました清水康弘です。

私とギリシャの関わりは長く、若い頃から、ギリシャ哲学やギリシャ悲劇・喜劇などの古典文学に親しんできた他、これまで二度ほど観光で訪れております。

現在、我が国は2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に向け本格的な準備を行っているところです。このような時期にオリンピックの発祥地であり、オリンピック聖火の採火式・引渡式が行われるギリシャに日本国大使として着任したことを光栄に感じています。

また、2019年に両国は修好120周年を迎えます。1899年、我が国はギリシャと「修好通商航海条約」に調印し外交関係を結んで以来、約120年間にわたり、ギリシャとの良好な二国間関係を築いてきました。我が国でも、ギリシャは西洋文明や民主主義の発祥地として知られており、また、両国とも世界有数の海運大国として、ビジネスの面でも深い協力関係にあります。

ギリシャの財政再建や経済回復には、日本からも高い関心が寄せられています。私といたしましても、両国の発展のため、ギリシャにおける日本のプレゼンスを高めるとともに、活発な要人往来や貿易投資・観光客の増加等の側面支援をしていきたいと考えております。また、政治・経済・文化等幅広い分野において、両国間の関係を今後もさらに発展させ、様々な協力を前進させていきたいと考えております。

皆様のご協力・ご鞭撻を宜しくお願い申し上げます。
2017年8月末日
駐ギリシャ日本国大使  清水 康弘
 
 
  戻る