日本語能力試験

平成30年3月1日
日本語能力試験は、日本国内および海外において、原則として日本語を母語としない方の日本語能力を測定し認定する試験として、国際交流基金と日本国際教育支援協会が1984年から実施している試験です。

新しい日本語能力試験> 

近年、日本語能力試験の受験者が多岐にわたり、その受験目的も実力の測定に加え、様々な変化が見られるようになり、試験に関する要望や提言も出されました。 

そこで、国際交流基金と日本国際教育支援協会では、試験開始から20年以上の間に発展してきた日本語教育学やテスト理論の研究成果とこれまでに蓄積してきた試験結果のデータなどを用いて日本語能力試験の内容を改定し、2010年より新しい日本語能力試験を実施することになりました。


改定の主なポイント

● 日本語に関する知識と共に、実際に運用できる日本語能力が重視されます。

● これまで行われてきた4段階レベル (1級、2級、3級、4級) の試験から5段階 (N1N2N3N4N5) レベルに増やされます。新しい試験のレベルと現行試験の級の対応と試験科目は以下のとおりです。
 
レベル
内 容
試験科目
(試験時間)
 
N1
 
 現行の1級よりやや高めのレベルまで測れるようになります。
 合格ラインは現行試験とほぼ同じです。
言語知識 (文字・語彙・文法)・読解
(110分)
聴解
(60分)
N2
 現行試験の2級とほぼ同じです。
言語知識 (文字・語彙・文法)・読解
(105分)

聴解
(50分)
 
N3
 
 
 現行試験の2級と3級の間のレベルです。(新設)
言語知識 (文字・語彙)
(30分)
言語知識 (文法)・読解
(70分)

聴解
(40分)
 
N4
 現行試験の3級とほぼ同じレベルです。
言語知識 (文字・語彙)
(30分)
言語知識 (文法)・読解
(60分)

聴解
(35分)
 
N5
 現行試験の4級とほぼ同じレベルです。
言語知識 (文字・語彙)
(25分)
言語知識 (文法)・読解
(50分)

聴解
(30分)
 

*解答は現行試験と同様に、選択枝によるマークシート方式で行われ、話したり書いたりする能力を直接測る試験科目はありません。

 
大使館図書室に新日本語能力試験に関する書籍が入荷しました。 各レベルの対策本が揃っており、貸し出しも行っておりますので、ぜひご利用下さい。 

 新日本語能力試験対策本リスト
 
新試験に関する詳細は、日本語能力試験公式サイト: www.jlpt.jp/ をご覧下さい。  

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