日本映画祭2024:現代日本映画特集

2月15日(木)から18日(日)にかけて、アテネのカコヤニス財団ホールにおいて、在ギリシャ日本大使館は、ミハリス・カコヤニス財団及び国際交流基金との共催で、2024年日本・ギリシャ文化観光年の記念事業の一環として「日本映画祭2024」を開催します。
今回の映画祭は国際交流基金「海外巡回日本映画祭」の一環で、昨年に引き続き「現代日本映画特集」というテーマのもと4作品の上映を行います。いずれの作品もギリシャ初公開で、全て2018年から2019年にかけて制作された、日本映画界でひときわ存在感を放つ監督達の作家性が光る作品集となっています(ギリシャ語・英語字幕付)。
オープニングの2月15日(木)は、19:30にセレモニーが行われた後、オダギリジョー監督作品 『ある船頭の話』 が上映されます。続く16日から18日にかけて、上記に加え『半世界』『きみの鳥はうたえる』『凪待ち』が上映されます。
また、映画祭開催期間中、会場ホールにはいけばな小原流ギリシャ支部のソフィア・スピサ副会長による生け花の作品が展示されます。
以下の上映スケジュールをご確認の上、皆様奮ってご来場下さい。なお、チケット情報についてはカコヤニス財団に直接お問い合わせください。
開催期間:2月15日(木)・16日(金)・17日(土)・18日(日)
会場:ミハリス・カコヤニス財団 (206, Piraeus Str., Tavros)
共催:在ギリシャ日本大使館、ミハリス・カコヤニス財団、国際交流基金
広報協力:インターナショナル・ニューヨーク・タイムズ-英字版Kathimerini紙、ERT2ラジオ:Second Program、KOSMOSラジオ、Debop
入場料:3ユーロ(各回上映)
<チケット情報>
ミハリス・カコヤニス財団
Tel. 210 341 8550 http://www.mcf.gr
<お問い合わせ先>
日本大使館・広報文化班:
TEL. 210 670 9901 e-mail: cultural@at.mofa.go.jp
https://www.gr.emb-japan.go.jp
http://www.facebook.com/EmbassyofJapaninGreece
<上映日程>
2月15日(木)
19:30 ある船頭の話 (監督 オダギリジョー2019年/137分)
2月16日(金)
19:00 半世界 (監督 阪本順治2019年/120分)
21:30 きみの鳥はうたえる(監督 三宅唱 2018年/106分)
2月17日(土)
19:00 ある船頭の話 (監督 オダギリジョー2019年/137分)
21:30 凪待ち(監督 白石和彌2019年/124分)
2月18日(日)
19:00 きみの鳥はうたえる(監督 三宅唱 2018年/106分)
21:30 半世界 (監督 阪本順治2019年/120分)
ある船頭の話(2019年/137分)監督:オダギリジョー

<あらすじ>
近代化により橋の建設が進む山間の村。川沿いの質素な小屋に暮らす船頭のトイチ(柄本明)は、黙々と渡し舟を漕ぐ日々を送っていた。ある日、身寄りのない少女(川島鈴遥)がトイチの前に現れ、これまでの生活は一変していく。
キャスト:柄本明、川島鈴遥、村上虹郎
半世界 (2019年/120分)監督:阪本順治

<あらすじ>
父から継いだ山中の炭焼き窯で備長炭を製炭し生計を立てる紘(稲垣)。妻や息子にも関心を払わず、仕事をやり過ごす日々を送っていた紘だったが、旧友で元自衛官の瑛介(長谷川)と再会したことから、仕事や家族と真剣に向き合い始める。
キャスト:稲垣吾郎、長谷川博己、池脇千鶴、渋川清彦
きみの鳥はうたえる (2018年/106分)監督:三宅唱

<あらすじ>
函館郊外の書店で働く「僕」(柄本)は、体の関係となった同僚の佐知子(石橋)と、同居中の友人・静雄(染谷)の3人で毎晩のように酒を飲み、夜遊びに興じていた。ある日、静雄の佐知子への想いを知った「僕」は、キャンプに静雄と佐知子の2人で行くことを勧め…。
キャスト:柄本佑、石橋静河、染谷将太
凪待ち ( 2019年/124分)監督:白石和彌

<あらすじ>
日々を無為に過ごしてきた郁男(香取慎吾)は、恋人の亜弓(西田尚美)と娘・美波(恒松祐里)とともに、亜弓の故郷・石巻で再出発を図る。平穏な日常を取り戻しつつあったが、ある夜、亜弓が何者かに殺害されてしまう。次々と襲いかかる絶望的な事態に、郁男は自暴自棄になっていく。
キャスト:香取慎吾、恒松祐里、西田尚美