海底探査チーム「Team KUROSHIO」整備拠点の視察・激励

平成30年12月14日
12月7日、清水大使は、日本からギリシャに来訪中の中谷武志共同代表(海洋研究開発機構(JAMSTEC)技術研究員)等率いる日本の海底探査チーム「Team KUROSHIO」(※)のメンバー等約30名を訪問し、海底探査ロボット等の整備拠点を視察するとともに、メンバーを激励しました。同チームは、海底探査技術の国際競技「Shell Ocean Discovery XPRIZE」の「Round 2 実海域競技」(決勝)に挑むため、12月9~19日、カラマタ沖にて、深海4,000mに無人の海底探査ロボット等を用いて、超広域高速海底マッピングを行います。

海底探査ロボットの整備拠点は、同チームの構成機関であり主要スポンサーでもある「ヤマハ発動機」社のギリシャでの正規代理店「モト・ダイナミクス」社の倉庫の一部を借り上げており、視察・激励には日本からヤマハ発動機(株)の柳弘之代表取締役会長等も来訪しました。

決勝競技には欧米各国のチームも参加しており、最終結果は来年3月にXPRIZE財団から発表される予定とのことです。


         
 

※「Team KUROSHIO」(https://team-kuroshio.jp/en/ )は、国立研究開発法人海洋研究開発機構、国立大学法人東京大学生産技術研究所、国立大学法人九州工業大学、国立研究開発法人海上・港湾・航空技術研究所、三井E&S造船株式会社、日本海洋事業株式会社、株式会社KDDI総合研究所及びヤマハ発動機株式会社の産官学8機関の技術者で構成され、海中ロボット等を用いて、超広域高速海底マッピングの実現を目標とする海底探査技術の国際競技「Shell Ocean Discovery XPRIZE」(https://oceandiscovery.xprize.org/prizes/ocean-discovery )に参加しています。