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       所鳳弘氏 インタビュー

ギリシャ語版

染織家の所鳳弘女史によるインタビュー

5月9日に、京都生まれ、大垣市在住の染織家の所鳳弘女史により、組紐ワークショップがアテネで2回開催されました。10日、所女史にインタビューしました。     

- 所先生の海外での活動歴・活動内容について教えて下さい。

自分の専門は草木染めと組紐で、欧州では37年前にバルセロナで活動を始めました。現在はケルンでの5週間講座をはじめ、ウイーン、ベルリンで毎年子供達や市民、専門職の方々に教えています。海外でのワークショップはギリシャが22カ国目です。今年は、ベルリン、サラエボ、アテネ、ウィーン、スコピエ、ケルンでワークショップを開催します。草木染めや組紐を通じ、海外の方に日本の色の美しさを知って欲しいと思っています。。

- ギリシャの感想は如何ですか。

アテネ訪問は今回が初めてですが、テサロニキとクレタ島には行ったことがあります。約2千年前には貝の内臓から色を取っていたので、紫色は非常に高価な貝紫のみで王様等の限られた人々しか使えませんでしたが、皆が使いたがったので、茜の根から紫色を取る商売が始まると繁盛しました。テサロニキは茜の産地です。テサロニキを私が訪問したのは2000年で、茜を探しに来ました。日本の草木染めは薬草を使っており、ギリシャ本草学には昔から深い関心を持っていました。今回はアテネを訪問し、学生、市民、子供達に組紐を教える機会を得てとても嬉しく思います。

ギリシャの方々は親日的で親切でしたが、アクロポリスに着物で行った際には、民族衣装では中に入れることは出来ないと言われ、入場券を売って頂けませんでした。私にとって着物は民族衣装ではなく普段着であり、多文化に不寛容なギリシャの側面を体験して悲しくなりました。

- 今後の活動予定について教えて下さい。

毎年約90日間、欧州に滞在しています。草木染めや組紐を契機として、奥ゆかしくて品が良い日本文化を多くの方々に知ってもらいたいです。また、欧州で草木染めや組紐の後継者を育てたいと考えています。

 
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