在ギリシャ日本国大使館　日本・ギリシャ関係

７月３０日、ギリシャとアイルランドを故郷にもつ小泉八雲（ラフカディオ・ハーン）の玄孫である小泉凡及び祥子夫妻が、日本や、アイルランド、ギリシャ、米国において、小泉八雲の遺した功績を広め友好に貢献されたことを称え、外務大臣表彰を授章しました。ダブリンで行われた表彰式では、西林在ギリシャ大使からの祝辞も読み上げられました。

2017年7月31日

西林在ギリシャ大使による小泉凡・祥子御夫妻への祝辞

小泉凡・祥子御夫妻

この度、小泉凡・祥子御夫妻が果たされた長年にわたる功績が称えられ、栄えある外務大臣表彰を授章されたことを、心よりお祝い申し上げます。

私どもは、今般３年９ヶ月にわたる在ギリシャ大使の任務を終え、一昨日７月２３日に帰国いたしました。在任中の最も印象に残る思い出のひとつが、２０１４年にレフカダ島をはじめギリシャ各地で小泉凡・祥子御夫妻の参加を得て実施された、小泉八雲没後１１０年記念行事でした。続いて２０１６年には、キシラ島で小泉八雲の母・ローザ・カシマチに関連する行事が開催され、この行事にも凡・祥子御夫妻にお越しいただきました。さらに、日本では、ちょうど２年前に一時帰国した際、凡・祥子御夫妻に松江をご案内いただいたことも心に深く残っております。

御夫妻が日・ギリシャ及び日・アイルランドの交流促進に果たした役割は大変大きく、今回の表彰は極めて時宜を得たものであります。お二人のますますのご活躍とご発展を祈念いたします。

在ギリシャ日本国特命全権大使　西林万寿夫