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      ギリシャ概況最新情報

2016年 5月


1.内政

・4日、ラングシスPASOK党員(元内務大臣、元交通大臣)が新党「次のギリシャ」を結成。

・8日、国会で社会保障・税制改革法案可決。(賛成は与党153議員)。

・16日、クラニティオティス氏(NDから除名された)が新党「新しい右派」結成。

・22日、国会で民営化基金、間接税、歳出削減メカニズム等に関する包括法案可決(賛成は与党153議員)。


2.外交

・11日、コジアス外相がオーストリアを訪問し、クルツ外相と移民・難民問題等につき協議。

・12日~13日、コジアス外相がスロバキアを訪問。ライチャーク外相と二国間関係、西バルカン情勢等につき協議。スロバキア側が移民・難民問題や債務問題におけるギリシャへの支持の意向を述べ、ギリシャ側はEU議長国となるスロバキアへの協力の意向を表明した。

・17日、テサロニキでTAP(トランス・アドリアティック・パイプライン)の起工式が行われ、チプラス首相、関係各国の首相、閣僚、欧州委員会副委員長、米国国務省特使等が出席した。

・23日、チプラス首相がイスタンブールにおける世界人道サミットに出席し、マージンでエルドアン・トルコ大統領やメルケル独首相と会談。

・25日、アナスタシアディス・キプロス大統領がアテネを実務訪問し、チプラス首相と会談。

・27日~28日、プーチン・ロシア大統領がギリシャを訪問。パヴロプロス大統領、チプラス首相、ミツォタキスND党首と会談を行った他、アトス山におけるロシア人修道士居住千周年記念行事に出席。


4.移民・難民問題

・11~12日、サザーランド移民担当国連事務総長特使がギリシャを訪問。チプラス首相等と会談。 

・24日~30日、イドメニ村に滞留していた移民・難民約3,700人が収容施設に移送される。イドメニ村からは滞留移民・難民がいなくなったが、自力で周辺地域に分散した移民・難民による新たな仮設キャンプが複数出現、5,000人以上がいると見られる。

・30日、イドメニ村を経由し、FYROM方面に通じる鉄道が、移民・難民がいなくなったことにより約70日ぶりに運行再開。


5.経済

(1) 第3次支援プログラム 第1次レビュー

・9日、臨時ユーログループ会合が開催され、ギリシャの財政目標が達成できない場合に自動的に発動する財政緊縮制度の採用を決定。

・24日、ユーログループ会合が開催され、ギリシャ改革案を暫定承認し、103億ユーロの追加融資を行うことで合意。最終決定はギリシャによる「技術的な修正」を法制化することが条件。融資は6月に75億ユーロ、9月以降に28億ユーロとなる予定。EUとIMFの間で「ギリシャ債務は持続不可能で、債務軽減の協議を進める」ことで合意した。ラガルドIMF専務理事は欠席。

(2) 民営化

・3日、海運省は港湾規制局の再建、公的港湾機関およびそのピレウス支部の設立に関する法案を発表。

・25日、官報に19案件の民営化リストが掲載された。空港、エリニコ(国際空港跡地)、DESFA(ガス配送公社)、OTE(通信会社)、ギリシャ石油、ピレウス港、テサロニキ港などが含まれる。

(3) 財政

ギリシャ財務省が5月27日付で公表した1月から4月の財政統計によると、1月から4月の財政収支は1億5,400万ユーロの赤字、同期間のプライマリーバランスは27億1,500万ユーロの黒字となった。同期間の歳入は160億1,400万ユーロで政府目標を1億4,800万ユーロ(0.9%減)下回ったものの、歳出は161億6,800万ユーロと政府目標の184億4,600万ユーロより22億7,800万ユーロ低く抑えられた。

(4) 輸出入

ギリシャ統計局の6月7日付の発表によると、4月の輸入総額は41億6,240万ユーロ(前年同月比7.1%増)となった。一方、輸出総額は21億480万ユーロ(前年同月比3.8%減)となった。

(5) 観光業

ギリシャ観光業協会(SETE)の発表によると、4月の観光客は75万6,615人で前年同月比6.5%増となった(国内主要空港の観光客到着数(暫定値)ベース)。内訳は、アテネ空港が30万7,000人(同1.8%減)、テサロニキ空港が11万9,007人(同3.3%増)となった。


4.経済指標

(1) 消費者物価指数

ギリシャ統計局の5月10日付の発表によると、4月の消費者物価指数は前年同月比1.3%の下落となった。



(2) 失業率

ギリシャ統計局の5月12日付の発表によると、2月の失業率は24.2%となり、前月から0.2%減少した。



(3) GDP

OECDのデータによると、2016年第1四半期(1月~3月)の実質GDP成長率は前年同期比1.4%のマイナスとなった。

※2015年第3四半期および第4四半期の実質成長率は、ギリシャ概況(2016年4月)公表後、OECDによりマイナス1.2%からマイナス1.7%、プラス0.1%からマイナス0.9%にそれぞれ修正されており、本号では当該修正後の数字を使用した。   



出典:OECD


※ この概況は、各種報道・公表資料を基に作成した。
 
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