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      ギリシャ概況最新情報

2015年 9月


1.内政

● 4日~5日、第80回テサロニキ国際展示会に先立つ開会式典でパヴロプロス大統領及びサヌ暫定政権首相が演説を行った。6日、チプラス・シリザ党首も同展示会場で演説を行った。

11日、公立学校の始業式が行われたが、財政難のため小学校、中学校、高校で計21,000名の教員が不足。教師の未配属が理由で271校が休校。

● 20日、本年2回目となる総選挙実施。急進左派連合(SYRIZA)が第一党となり、「独立ギリシャ人」(ANEL)との連立政権が成立。(21日にチプラス首相、23日に新閣僚の宣誓式が行われた。 直後から、ディミトリス・カメノス・インフラ・運輸・ネットワーク省政務官の人種主義的、同性愛反対の立場に関する批判が相次ぎ、同政務官は同日辞任。後任にスグリディス元生産再建・環境・エネルギー省政務官が着任。



2.外交


● 4日、アヴラモプロス欧州委員(移民担当、ギリシャ出身)はティマーマンス欧州委員会第一副委員長とともにコス島を訪問し、移民・難民問題の現状を視察。

 5日、米国政府はギリシャ暫定政権に対し、ロシアの民間航空機がアテネFIRを通過してシリアに飛行する許可を無効にするよう申し入れをした。(最終的にロシアが航路を変更したためギリシャ・米国間の問題は解決した。)

● 6日~11日、イスラエルにてギリシャ・イスラエル空軍の共同軍事演習が実施された。

● 23日、チプラス首相が移民・難民問題に関するEU首脳会合に出席。

27日~10月1日、チプラス首相、コジアス外相が第70回国連総会出席のためNY訪問。

● 30日~10月1日、 カメノス国防相がキプロス独立記念日式典出席のため、キプロスを訪問。

● 9月の移民・難民のギリシャへの流入は約4万9千人に上り、年初来の流入は約35万人に達した。多くはシリアよりの難民。


3.経済

(1) 経常収支

21日付のギリシャ中央銀行のデータによると、2014年のSMPs(証券市場プログラム)の利益18億ユーロの返還、資本規制導入による輸入の大幅減少(約40%)等により、7月のギリシャの経常収支は、2014年同月に比べ29億7,700万ユーロ増加し、42億5,200万ユーロの黒字となった。1~7月の7ヶ月間の累計は、3億5,730万ユーロの黒字(2014年の同期間は26億5,600万ユーロの赤字)となった。


(2) 第3次支援プログラム

24日、ユーロ・ワーキンググループ会合が開催され、第3次支援プログラムに沿って今秋30億ユーロの融資を受けるために必要な改革のリスト作成などが行われた。


(3) ギリシャの銀行の預金残高

25日付のギリシャ中央銀行のデータによると、8月のギリシャの銀行の預金残高は、2014年9月以来初めて増え、1,211億ユーロとなった(前回選挙前の2014年末の残高は約1,600億ユーロ。直近では、前月2015年7月の約1,208億ユーロに比べ、約3億ユーロ増)。


(4)  資本規制の緩和
25日付官報第2100号によると、資本規制は徐々に緩和されている。主な緩和として、例えば以下が挙げられる。

 

(ア) 個人は、各口座(各顧客番号)毎に月500ユーロまで海外送金できる。金融機関からだけでなく、郵便局からの送金も可能となる(個人1人につき月1回まで)。


(イ) 法人の5,000ユーロ以下の海外送金取引に関しては,各銀行の支店で審査と承認作業を行う。また,海外から入金があった場合,銀行取引承認委員会で一定の手続を取り,合計額の10%まで現金化することが可能となる。

(5) 財政

ギリシャ財務省が9月24日付で公表した2015年1月から8月の財政統計によると、2015年1月から8月の財政収支は11億400万ユーロの赤字となった。一方、同期間のプライマリーバランスは37億9,800万ユーロの黒字となった。同期間の歳入は307億6,500万ユーロで政府目標を41億5,300万ユーロ(11.9%減)下回ったが、歳出は318億6,900万ユーロと政府目標の366億1,300万ユーロより47億4,400万ユーロ低く抑えられた。

 

(6) 輸出入

ギリシャ統計局の9月7日付の発表によると、2015年7月の輸入総額は30億2,360万ユーロ(前年同月比32.0%減)となった。一方、輸出総額は23億870万ユーロ(前年同月比8.0%減)となった。

 


(7) 観光業
ギリシャ観光業協会(SETE)の9月10日付の発表によると、2015年8月の観光客は299万5,952人で前年同月比4.6%増となった(国内主要空港の観光客到着数(暫定値)ベース)。
内訳は、アテネ空港が56万3,789人(同23%増)、テサロニキ空港が21万4,011人(同4.5%減)となった。



4.経済指標

(1) 消費者物価指数

ギリシャ統計局の9月9日付の発表によると、2015年8月の消費者物価指数は前年同月比1.5%の下落となった。




(2) 失業率

ギリシャ統計局の9月10日付の発表によると、2015年6月の失業率は25.2%となり、前月から0.2%上昇した。





※各種報道・公表資料を基に作成。
 
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