Home |  Skip navigations |  Ελληνικά
           

      ギリシャ経済最新情報

2013年10月


1.概況

ギリシャ政府が支援の前提条件である公的企業の統廃合等の問題を解決できず、14日に開催されたユーログループでは、10億ユーロの支援実施決定は見送られた。また、9月に中断されたトロイカによる調査も、2014年に生じる財政ギャップの金額についてギリシャ政府とトロイカの間に見解の相違があり、再開に至っていない。調査は11月初旬には再開予定とされているが、両者の見解には20億ユーロほどの差があると報じられており、この金額が来年にギリシャ政府がとるべき追加的財政措置の根拠となることから両社の協議は難航が予想される。


2.財政

ギリシャ財務省が公表した2013年1月~9月の財政統計によれば、同期間の財政赤字は、26億5,700万ユーロとなり、政府目標の82億7,300万ユーロ以下に収まった。また、同期間のプライマリーバランスは26億3,200万ユーロの黒字となった (政府目標は28億7,300万ユーロの赤字)。歳入は、所得税や法人税等を含む直接税の税収が目標を上回り、387億2,800万ユーロ (政府目標は366億9,500万ユーロ) となった。また歳出は413億8,500万ユーロ (政府目標は449億6,800万ユーロ) となった。

出典:ギリシャ財務省


3.輸出入

2013年8月の輸入総額は39億2,510万ユーロ(前年同月は41億2,160万ユーロ)と前年同月比4.8%減となった。一方、輸出総額は20億8,810万ユーロ (前年同月は22億870万ユーロ) と前年同月比5.5%減となった。2013年8月の貿易収支赤字は18億3,700万ユーロと前年同月比4.0%減となった。

出典: ギリシャ統計局


4.主な産業分野

(1) 観光業
ギリシャ観光業協会 (SETE) によれば、2013年9月の国内主要空港の観光客到着数 (暫定値) は、195万5,384人となり、前年同月比12.97%増となった。個別には、アテネ空港が30万8,000人 (同2.08%増)、テッサロニキ空港が15万7,872人 (同10.91%増)、イラクリオン空港 (クレタ島) が44万3,985人 (同22.98%増)、ロードス空港が31万3,160人 (同11.43%増)、コス空港が15万6,580人 (同13.34%増)、コルフ空港が15万2,184人 (同10.00%増)、ハニア空港 (クレタ島) が14万1,924人 (同14.86%増) となった。

(2) その他の産業
① 2013年6月の新車登録台数 (乗用車) は6,058台 (前年同月比3.1%増)、7月は7,048台 (同14.3%増)、8月は3,789台 (前年同月比10.6%減) となった。
② 2013年7月の建設許可発行数は1,635件と前年同月比24.0%減となった。

出典: ギリシャ観光業協会、ギリシャ統計局、ギリシャ中央銀行


5.経済指標

(1) 消費者物価指数
2013年9月の消費者物価指数は前年同月比1.1%の下落となった。


(2) 失業率
2013年7月の失業率は27.6%となり前月から0.1%増加した。1


出典: ギリシャ統計局


※各種報道・公表資料を基に作成。

 

1 2013年6月の失業率は、ギリシャ概況 (2013年9月) 公表後、ギリシャ統計局により27.9%から27.5%に修正されており、本号では当該修正後の数字を使用した。

 
   「ギリシャ経済」へ戻る  
 
 トップページへ このページのトップへ戻る 
 
       

   

      
   

        
      

法的事項アクセシビリティーについてプライバシーポリシー

Copyright (c) : 2014 Embassy of Japan in Greece
46 Ethnikis Antistasseos Str., 152-31 Halandri, Athens  [ 地図 ]
Phone : +30-210-6709900 (Central) | Fax : +30-210-6709980