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      ギリシャ経済最新情報

2013年8月


1.概況
サマラス首相及び主要閣僚が夏季の休暇から戻り、公務員リストラにかかる作業が再開された。9月末までに公務員モビリティ・スキームに移行される公務員は、教員及び学校警備員が大半を占めることになり、当初、対象に含まれる予定であった地方警察は、職員の反発を受け、第1段階の移行対象者からは外されることとなった。政府は今後、10月の融資受け取りの条件とされている国営企業の統廃合に向けた作業をトロイカ側と本格的に協議していく予定。


2.財政
ギリシャ財務省が公表した2013年1月~7月の財政統計によれば、同期間の財政赤字は、19億2,900万ユーロとなり、政府目標の75億2,800万ユーロ以下に収まった。また、同期間のプライマリーバランスは25億5,500万ユーロの黒字となった(目標は31億4,100万ユーロの赤字)。

歳入は、所得税や直接税(主に不動産税)の税収が落ち込む一方、法人税、間接税(主にVATやたばこ税)の税収や税外収入が政府目標を上回り、307億8,800万ユーロとなり、政府目標を22億9,200万ユーロ上回った。

なお、歳出は327億1,700万ユーロとなり、政府目標の360億2,400万ユーロより33億700万ユーロ低く抑えられた。

出典:ギリシャ財務省


3.輸出入
2013年6月の輸入総額は37億7,640万ユーロ(前年同月は41億6,100万ユーロ)と前年同月比9.2%減となった。一方、輸出総額は20億9,510万ユーロ(前年同月は22億9,520万ユーロ)と前年同月比8.7%減となった。2013年6月の貿易収支赤字は16億8,130万ユーロと前年同月比9.9%減となった。

出典: ギリシャ統計局


4.主な産業分野
(1)観光業
ギリシャ観光業協会(SETE)によれば、2013年7月の国内主要空港の観光客到着数(暫定値)は、243万8,245人となり、前年同月比8.55%増となった。個別には、アテネ空港が37万1,000人(同1.51%増)、イラクリオン空港(クレタ島)が52万2,397人(同14.69%増)、ロードス空港が37万7,425人(同8.94%増)、コルフ空港が22万948人(同8.14%増)、コス空港が20万5,403人(同11.57%増)、ハニア空港(クレタ島)が17万6,261人(同17.60%増)となった。

(2) その他の産業
2013年5月の建設許可発行数は1,203件と前年同月比50.1%減となった。

出典:ギリシャ観光業協会、ギリシャ統計局


5.経済指標
(1)消費者物価指数
2013年7月の消費者物価指数は前年同月比0.7%の下落となった。


2)失業率
2013年5月の失業率は27.6%となり前月から0.6%増加した。(1)


出典: ギリシャ統計局

 

 (1) 2013年4月の失業率は、ギリシャ概況(2013年7月)公表後、ギリシャ統計局により26.9%から27.0%に修正されており、本号では当該修正後の数字を使用した。


※各種報道・公表資料を基に作成。

 
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