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      ギリシャ経済最新情報

2013年4月


1.概況
中断されていたトロイカによる調査は初旬に再開され、2014年末までの公務員削減計画等残る問題についてギリシャ政府と合意した。政府は2014年末までに合計15,000人を解雇することでトロイカ側と合意した。このうち4,000人は今年中に解雇される計画である(半数の2,000人を夏までに解雇予定。)。これを受けて遅れていた28億ユーロの融資も5月に実施される見込み。

トロイカによる支援開始以来、調査の度に目標の未達から追加措置をトロイカから要求され、その対応をめぐって国民の反発、政局の混乱から市場不安を高めることを繰り返してきたが、今回のレビューにおいてギリシャ政府が前向きな評価を獲得したことの意味は大きい。一方、今後も公務員削減計画や銀行の資本増強、公有財産の民営化の着実な実施が求められることは変わりなく、公務員の解雇を巡っては、既に公務員労組がデモを実施しており、今後更なる反発も予想される。


2.財政
ギリシャ財務省が公表した2013年1月~3月の財政統計によれば、同期間の財政赤字は、13億6,600万ユーロとなり、政府目標の41億8,500万ユーロ以下に収まった。また、同期間のプライマリーバランスは5億800万ユーロの黒字となり、同目標の23億3,800万ユーロの赤字と比較して大幅な改善が見られた。

歳入は、VAT、その他間接消費税(たばこ税等)及び燃料税による税収が政府目標を下回った一方、所得税及び不動産税の税収や公共投資収益が目標を上回ったことにより123億4,800万ユーロとなり、政府目標を9億9,500万ユーロ上回った。
歳出は137億1,400万ユーロとなり、政府目標の155億3,800万ユーロより18億2,400万ユーロ低く抑えられた。         

出典:ギリシャ財務省


3.輸出入

2013年2月の輸入総額は39億6,270万ユーロ(前年同月は36億9,220万ユーロ)と前年同月比7.3%増となった。一方、輸出総額は21億5,680万ユーロ(前年同月は20億780万ユーロ)と前年同月比7.4%増となった。2013年2月の貿易収支赤字は18億590万ユーロと前年同月比7.2%増となった。

出典: ギリシャ統計局


4.主な産業分野
(1)観光業
ギリシャ観光業協会(SETE)によれば、2013年3月の国内主要空港の観光客到着数(暫定値)は、21万2,188人となり、前年同月比1.40%減となった。個別には、アテネ空港が12万人(同比9.64%減)、テッサロニキ空港が7万229人(同7.39%増)、イラクリオン空港(クレタ島)が8,677人(同56.12%増)、ハニア空港が4,683人(同43.12%増)、ロードス空港が3,806人(同12.60%増)となった

(2)その他の産業
2013年1月の建設許可発行数は1,418件と前年同月比36.3%減となった。

出典: ギリシャ統計局


5.経済指標
(1)消費者物価指数
2013年3月の消費者物価指数は前年同月比0.2%の下落となった。



(2)失業率
2013年1月の失業率は27.2%となり前月から1.5%増加した。
*1


出典:ギリシャ統計局

 

*1  2012年12月の失業率は、ギリシャ概況(2013年3月)公表後、ギリシャ統計局により26.4%から25.7%に修正されており、本号では当該修正後の数字を使用した。

※各種報道・公表資料を基に作成。
 
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