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        キプロス概況

2016年 7月-9月


1.キプロス問題

・7月は6回の代表交渉実施。統治権等に関する具体的な議論が行われた。 (8月上旬~中旬は夏季休暇のため交渉が中断。)

・8月23日~9月14日 両系代表による集中的な交渉、計7回実施。 

・9月25日 NYにて潘基文国連事務総長、両系代表による三者会合開催。


2.内政

・7月7日 政府に対し、対ロシア制裁解除に向け欧州理事会での働きかけを求める決議が国会にて採択された(DISY議員は全員欠席し、出席した野党の33名が賛成票を投じた)。

・9月13日 2017年国家予算及び2017年~2019年の中期予算計画を閣議で承認。


3.外交

・7月11日 アブダッラー・ビン・ザーイド・ナヒヤーン・アラブ首長国連邦外相が在キプロス・ア首連大使館開設式典に出席(アナスタシアディス大統領、カスリーディス外相も出席)。

・7月12日 ヌーランド米国国務長官補がキプロスを訪問。アナスタシアディス大統領、アクンジュ・トルコ系代表、アイデ特使と会談。

・7月14日 アナスタシアディス大統領がASEMサミットに出席(於:モンゴル)。

・7月24日 アナスタシアディス大統領がイスラエルを訪問しネタニヤフ大統領と会談。イスラエル側はキプロス問題解決が東地中海の資源開発促進に貢献することを指摘。両者はギリシャを交えた三か国協力の重要性を再確認。

・8月7日~9日 日本より衆議院内閣委員会メンバーがキプロスを公式訪問。財務省、警察庁、UNFICYPと協議。ネオクレウス名誉総領事主催夕食会でキプロス国会議員(野党党首など)と懇談。

・8月8日~9日 カスリーディス外相が10月に予定されている「ギリシャ・キプロス・エジプト三か国首脳会合」準備のためエジプトを訪問。シュクリ・エジプト外相との会談では二国間協力に加え、キプロス問題、中東問題、キプロスのEEZにおける天然ガス資源開発等についても協議を実施。

・8月31日 エジプトとの天然ガス・海底パイプラインに関する合意署名。

・9月7日 ダンカン英国外務政務官がキプロスを訪問。アナスタシアディス大統領、カスリーディス外相と会談。

・9月8日~9日 アナスタシアディス大統領が南欧サミット出席のためギリシャを訪問。

・9月9日 ジョルダン国王及び外相がキプロスを訪問。アナスタシアディス大統領他と会談。

・9月12日 ジェンティローニ・イタリア外相がキプロスを公式訪問。アナスタシアディス大統領及びカスリーディス外相と会談。

・9月16日 アナスタシアディス大統領がブラチスラバにおける欧州理事会に出席。

・9月17日~23日 アナスタシアディス大統領、カスリーディス外相が国連総会に出席。

・9月26日~27日 アナスタシアディス大統領が英国を訪問しメイ英首相と会談(キプロス問題解決に向けた英国の協力、英国のEU離脱が二国間関係に与える影響等につき協議)。

・9月27日~28日 アナスタシアディス大統領が仏を訪問しオランド大統領とキプロス問題等につき会談。


4.経済

(1) 経済一般     

・6月30日 ラルナカ空港がキプロスの元大統領の名にちなんで「ラルナカ空港 Glafcos Clerides」に名称変更された。

・7月8日 ロシアのS7航空の子会社のCharlie Airlinesとキプロス財務省の代表は、経営破綻したキプロス航空のブランドネーム及びロゴ等をCharlie Airlines が10年間使う権利に関する合意書に署名。Charlie Airlines の支払額は約204万ユーロで、状況に応じ5年の延長可。

・7月22日に入札が締切られたキプロス排他的経済水域(EEZ)内のガス田開発に対し、3ブロック(ブロック6、8及び10)に対して、ブロック6は1コンソーシアム、ブロック8は2コンソーシアム、ブロック10は3コンソーシアムの応札があった(日系企業の応札は無し)。今後諮問委員会他で検討が行われる予定。

・7月22日 欧州統計局(EUROSTAT)は、EU加盟国の債務に関する四半期レポートの中で、2016年第1四半期のキプロス政府の債務は対GDP比で109.3%(2015年第4四半期は108.9%)、金額で約190億4,600万ユーロ(2015年第4四半期は約189億6,600万ユーロ)と発表した。

・8月31日 ラコトゥリピス・エネルギー・商業・工業・観光大臣は、エジプトのタレク・エル・モリア石油・鉱物資源大臣と、キプロスからエジプト間の海底パイプラインによる天然ガスの輸送に関する企業間の法的枠組み合意に署名した。

・9月1日 アナスタシアディス大統領は、キプロスEEZのブロック12(アフロディーテ・ガス田)の開発権を持つ3社(Noble、Shell、Delek)の代表と会談し、エジプト向けの輸出促進の観点からもブロック12の開発の促進につき協議した。

・9月16日 格付け会社のスタンダード・プアーズは、キプロスの今年の経済成長率は前回予測以上の2.7%に拡大見込みであるとともに、観光・建設等のビジネス活動は堅調であり、個人消費も徐々に回復している等として、同国の長期信用格付けをBB-からBBに引き上げ、見通しを「ポジティブ」とした。

(2) 成長率

キプロス統計局の2016年9月8日付の発表によれば、2016年第2四半期のキプロス経済は、金融サービス活動、情報・通信、農林水産業の分野で低迷したものの、ホテル・レストラン、専門・科学・技術活動、小売・卸売業、製造、建設、輸送の分野で成長が見られ、GDP成長率は前年同期比+2.7%となった。         

(3) 財政

キプロス統計局の2016年8月16日付の発表によれば、2016年4月~6月の歳入は14億6,120万ユーロとなった。また、歳出は16億5,210万ユーロとなり、財政収支は1億9,090万ユーロの赤字となった。

(4) 観光

キプロス統計局の2016年9月19日付の発表によれば、2016年8月の観光客数は45万8,645人(前年同月比16.9%増)となった。個別には、英国からの観光客が17万2,236人(同9.9%増)、ロシアから12万2,843人(同36.8%増)、イスラエルから2万7,048人(同61.0%増)、スウェーデンから1万7.571人(同8.9%増)、レバノンから1万544人(同22.8%増)、ギリシャから1万453人(同16.8%増)となった一方、ドイツからの観光客は1万3,144人(同6.1%減)となった。2016年1月から8月の観光客数は合計219万6,017人(前年同期比19.2%増)となった。


5. 経済指標

(1) GDP成長率

キプロス統計局の2016年9月8日付の発表によれば、2016年第2四半期のGDP成長率は前年同期比+2.7%となった。


  出典:キプロス統計局

 


(2) 消費者物価指数

キプロス統計局の2016年9月1日付の発表によれば,2016年6月~8月の消費者物価指数は前年同月比で、それぞれ2.16%、0.20%、0.36%の下落となった。

  出典:キプロス統計局


(3) 失業率

EU統計局(ユーロスタット)の2016年9月20日付の発表によれば,2016年 6月と7月の失業率は、それぞれ11.8%、11.6%となった。

  出典: EU統計局(ユーロスタット)

※2016年2月と5月の失業率は、キプロス概況(2016年4月‐6月)公表後、EU統計局により、 それぞれ13.0%と12.0%から12.9%と11.9%に修正されており、本号では当該修正後の数字を 使用した。


 



   ※ この概況は、報道等を取りまとめて作成された。
 
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