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        キプロス概況

2015年 7月-9月


1.内政

7月27日、パツァリス保健大臣が「私的な理由」により辞任したため、ヨルゴス・パンボリディス新大臣が任命され、宣誓式が行われた。


2.外政

・7月7日~9日、カスリーディス外相が日本政府の招待により訪日。

・7月16日~17日、ユンカー欧州委員長がキプロスを訪問。アナスタシアディス大統領及びアクンジュ・トルコ系代表と会談を実施。

・7月28日、ネタニヤフ・イスラエル首相がキプロスを訪問、アナスタシアディス大統領と会談を実施。

・8月4日、フォカイディス国防相がイスラエルを訪問し、ヤアロン・イスラエル国防相と二国間軍事協力につき協議を行った。

・9月10日~11日、トゥスク欧州理事会議長がキプロスを訪問。アナスタシアディス大統領及びアクンジュ・トルコ系代表と会談を実施。

・9月14日~15日、ヌーランド米国国務長官補がキプロスを訪問。アナスタシアディス大統領他キプロス要人及びトルコ系キプロス関係者と会談を実施。

・9月18日、アナスタシアディス大統領が英国を訪問、キャメロン英首相と会談を実施。二国間関係、キプロス問題、エネルギー問題、中東情勢等につき協議。

・9月19日~30日、アナスタシアディス大統領が米国を訪問、国連総会等に出席(カスリーディス外相は9月22日~10月3日にNY訪問)。


3.キプロス問題

(1) 8月中旬の休暇時期を除き半月に一回のペースで両系代表交渉が実施され、両系の立場の相違点が確認された。10月以降、財産権等に関するより実質的な内容について協議が行われる予定。

(2) 5月に合意された信頼醸成措置の実施により、7月は北側への訪問者が3000名増加。地雷の危険もほとんどなくなり、緊急時の電気供給の問題も解決した。

(3) 9月10日、マヴロヤニス交渉官がフレデリック大学の講演にて「2015年12月までにはキプロス問題がどの程度解決に近づくか見通しが立つ見込み」と述べた。


4.経済

(1) 支援プログラムに基づく経済・財政再建     

・2015年春の第6回レビューでキプロスでの改革は進捗していると評価され、欧州安定メカニズム(ESM)は、7月15日、キプロスに対し1億ユーロの融資を行った。

・7月14~24日,債権団(欧州委員会,欧州中央銀行,国際通貨基金)がニコシアを訪れ,支援プログラムに基づく改革の進捗状況について第7次レビューを行った。9月12日のユーロ圏財務相会合では,ポジティブなレビュー結果について報告が行われ,10月にESMから5億ユーロの融資を受ける道が開けた。

(2) 格付け

9月25日,格付け会社のS&Pは,キプロスの長期国債格付けを,B+からBB-へと1段階引き上げた。見通しは、ポジティブとしている。

(3) 成長率

キプロス統計局の9月8日付の発表によれば、2015年第2四半期のキプロス経済は、建設業、電力、個人宅におけるサービス業が低迷したものの、製造、貿易、ホテル・レストラン、輸送、通信などの分野で成長が見られ、GDP成長率は前年同期比+1.2%となった。

(4) 財政

キプロス統計局の8月21日付の発表によれば、2015年第2四半期の歳入は16億2,900万ユーロ(前年同月比1.4%増)となった。また、歳出は16億4,120万ユーロ(同3.3%増)となり、財政収支は1,220万ユーロの赤字となった。(前年同期1,680万ユーロの黒字)

(5) 観光

キプロス統計局の9月18日付の発表によれば、8月の観光客数は39万2,272人(前年同月比5.1%増)となった。個別には、英国からの観光客が15万6,701人(同15.7%増)、イスラエルから1万6,802人(同27.3%増)、ドイツから1万3,997人(同67.5%増)となった一方、ロシアからの観光客は8万9,827人(同18.9%減)、スウェーデンから1万6,137人(同3.0%減)、スイスから6,680人(9.8%減)となった。2015年1月から8月の観光客数は合計184万2,700人(前年同期比6.2%増)となった。


5. 経済指標

(1) GDP成長率

キプロス統計局の9月8日付の発表によれば,2015年第2四半期のGDP成長率は前年同期比+1.2%となった。


  出典:キプロス統計局

 


(2) 消費者物価指数

キプロス統計局の10月2日付の発表によれば,2015年7月~9月の消費者物価指数は前年同月比で、それぞれ2.97%,2.67%,2.53%の下落となった。

  出典:キプロス統計局

※2015年3月の消費者物価指数は、キプロス概況(2015年1月-3月)公表後、キプロス統計局により1.9%から1.88%に修正されており、本号では当該修正後の数字を使用した。


(3) 失業率

EU統計局(ユーロスタット)の10月8日付の発表によれば,2015年6月~8月の失業率は、 それぞれ15.3%,15.2%,15.3%となった。

  出典: EU統計局(ユーロスタット)

※2015年3月の失業率は、キプロス概況(2015年4月‐6月)公表後、EU統計局により16.0%から16.1%に修正されており、本号では当該修正後の数字を使用した。


 



   ※ この概況は、報道等を取りまとめて作成された。
 
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