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北米地域:ウエストナイル熱・脳炎

  (以下感染症広域情報)

1.ウエストナイル熱・脳炎感染者の報告
ウエストナイルウイルスは1937年にウガンダで初めて確認された後、アフリカ、西アジア、中東、ヨーロッパ等で感染者が確認されています。
1999年に米国ニューヨーク市周辺でウエストナイル熱の流行が報告されて以来、毎年蚊の活動が活発になる7月から年末にかけて主に米国、カナダなど北米地域においてもウエストナイル熱・脳炎感染者が報告されています。

米国疾病管理予防センター(CDC)によれば、2011年の米国内におけるウエストナイルウイルス感染者数は疑い例も含め712名(うち死亡者43人)と報告されおり、特にカリフォルニア州では疑い例を含む感染者数は158人(うち死亡者9人)となっています。最新の感染者数等については、CDCのホームページにて御確認ください。
http://www.cdc.gov/ncidod/dvbid/westnile/surv&controlCaseCount12_detailed.htm

また、カナダ公衆衛生庁によれば、2011年のカナダにおける感染者数は疑い例も含め101人(死亡者はなし)と報告されています。最新の感染者数等については、同庁のホームページにて御確認ください。
http://www.phac-aspc.gc.ca/wnv-vwn/mon-hmnsurv_eng.php

夏休みシーズンに入り、米国やカナダなど北米地域への旅行者も多くなることが予想されます。渡航・滞在を予定されている方は、最新の関連情報を入手するとともに、以下2.(3)の予防対策をとってください。

2.ウエストナイルウイルスについて
(1) 感染源
ウエストナイルウイルスはウイルスを保有する蚊(イエカ、ヤブカなど)に刺されることで感染します。ヒトからヒトへの感染や、感染した患者から感染が拡大することはありません。

(2) 症状
ウエストナイルウイルスに感染し発症した状態がウエストナイル熱といわれるものです。発症するのは2割程度(潜伏期間は通常2~6日)で8割の人は無症状です。発熱(39度以上)、頭痛、筋肉痛、時に発疹、リンパ節の腫れなどの症状が3~6日ほどみられますが、通常は1週間程度で回復します。
また、ウイルスが脳に感染して更に重篤な状態となるのがウエストナイル脳炎で、激しい頭痛、意識障害、痙攣、筋力低下、麻痺などの症状が数週間続き、後遺症が残ることもあります。ウエストナイル脳炎を発症するのはウエストナイル熱感染者の約1%と言われています。重篤な患者は主に高齢者にみられ、重症患者の3~15%が死亡すると言われています。
これまで、日本においては2005年にウエストナイル熱の輸入症例が1件発生しましたが、国内感染の報告はありません。

(3) 治療・予防方法
現在のところ,ウエストナイルウイルスに対するワクチンはありません。また、ウエストナイル熱やウエストナイル脳炎に対する特効薬もなく、症状を軽減するための対症療法が中心となっています。蚊に刺されないようにすることが最大の予防策です。戸外に出るときは、虫よけ剤を使用し、できるかぎり長袖・長ズボンを着用することをお勧めします。

○参考情報:
厚生労働省検疫所(FORTH)感染症についての情報「ウエストナイル熱」
http://www.forth.go.jp/useful/infectious/name/name29.html
国立感染症研究所「感染症の話 ウエストナイル熱/ウエストナイル脳炎」
http://idsc.nih.go.jp/idwr/kansen/k02_g2/k02\27.html

(問い合わせ先)
○外務省領事局政策課(海外医療情報)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2850

○外務省領事サービスセンター(海外安全相談担当)
電話:(代表)03-3580-3311(内線)2902

〇外務省 海外安全ホームページ:
http://www.anzen.mofa.go.jp
(携帯版)http://www.anzen.mofa.go.jp/i/

 

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