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海外安全対策情報 2013年 第1~4四半期

  2013年 第4四半期


1. 社会・治安情勢

財政赤字問題に端を発する当国政府の緊縮財政政策や公務員のリザーブ制度に反発する教職員,市職員,医師及び看護師等によるストライキや大衆示威運動が相次いだほか,同問題に関する公務員労働組合(ADEDY)及び労働者総連合(GSEE)主催の抗議集会も断続的に行われた。大衆示威運動等は今後も継続して実施されると予想され,その動向には一定の注意が必要。特にアテネ中心部(シンタグマ広場や財務省前)には多数の市民が集結,頻繁に大衆示威行為を行っており要注意。

また,11月1日午後7時頃,アテネ近郊のネオ・イラクリオに所在する「黄金の夜明け」の支部事務所前で同党党員3名が正体不明の男性2名に銃撃され2名が死亡,1名が重傷を負う事件が発生,新たな国内テロ組織が犯行声明を発出している。今後極右と左翼系組織との衝突が起こる可能性も否定できない。


2. 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向

(1) 一般犯罪は全体的に減少傾向にあるが,窃盗や強盗等の身近な犯罪や薬物密輸事犯は依然として後を絶たない。国家警察が発表した1月~10月期の犯罪発生件数は以下のとおり。

殺人       120件 (前年同期比13件減,約9.8%減)
強盗    4,166件 (同838件減,16.8%減)
強姦       130件 (同8件減,5.8%減)
窃盗   62,186件 (同11,933件減,16.1%減)
自動車盗 23,586件 (同1,433件減,5.7%減)



(2) 邦人被害事案

ア 10月10日午後4時頃,アテネ中心部アクロポリス近くのアレオスパゴスの丘で女性旅行者が写真撮影していたところ,足元に置いてあった旅券,財布及び携帯電話在中の鞄が盗まれる置き引き被害に遭った。

イ 12月7日午後4時頃,アテネ中心部アクロポリスにおいて女性旅行者が写真撮影する際に撮影を手伝ってくれた男性にバッグを預けたところ,そのまま持ち逃げされた。

ウ 12月8日(時間不明),アテネのプラカにおいて男性旅行客がショルダーバック内から旅券を盗まれるスリ被害に遭った。

エ 12月13日午後4時頃,アテネ中心部アクロポリスで女性旅行者が散策中,突然後方から旅券や運転免許証在中のハンドバッグをひったくられた。

オ 12月31日正午頃,男性旅行客が地下鉄に乗車して空港に行く途中に地下鉄車両内で旅券,クレジットカード,現金等をズボンのポケットから盗まれるスリ被害に遭った。


3. テロ・爆弾事件発生状況

(1) 10月4日午前3時25分頃,ペトラロナ地区に所在する当地フットボールチームの支部事務所において爆弾が爆発し,事務所の外壁や付近住宅の窓ガラス,店舗のウィンドウガラス等が破壊したほか,樹木2本が倒木,駐車車両10台が被害に巻き込まれるなど現場及び周辺地域で甚大な物的損害が発生した。

(2) 10月9日午後7時53分頃,正体不明の集団が,アテネ中心部コロナキ地区に所在する海運・海事・エーゲ海大臣の政治事務所を襲撃し,放火した。

(3) 11月10日午前4時頃,ホラルゴスのグレベノン通り上に駐車していた外交団車両にガス缶等を使用した簡易爆弾が仕掛けられ爆発,炎上したが人的被害はなかった。

(4) 12月10日午前4時頃,ネア・スミルニ地区に所在する車両販売店においてガス缶等使用の簡易爆弾が爆発,同販売店の敷地内に駐車していた車両4台が破損する物的損害が発生した。

(5) 12月30日午前3時30分頃,ハランドリに所在する独大使公邸に向けて正体不明の者がカラシニコフ銃約60発を発射した。発射された銃弾のうち4発は公邸正面の金属製出入口に命中したが人的被害の発生はなかった。


4. 誘拐・脅迫事件発生状況

人身売買業者が当国への不法入国を企図している外国人を監禁,誘拐する事件,怨嗟に基づく監禁事案等が発生しているが,金銭目的による外国人誘拐事件の発生は元来稀である。


5. 日本企業の安全に関する諸問題

特に問題なし。


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2013年 第3四半期


1. 社会・治安情勢

財政赤字問題に端を発する当国政府の緊縮財政政策や公務員のリザーブ制度に反発する教職員,市職員,医師及び看護師等によるストライキや大衆示威運動が相次いだほか,公務員労働組合(ADEDY)及び労働者総連合 (GSEE) 主催の抗議集会が行われた。大衆示威運動等は今後も継続して実施されると予想され,その動向には一定の注意が必要。特にアテネ中心部 (シンタグマ広場や財務省前) には多数の市民が集結,頻繁に大衆示威行為を行っており要注意。

また,9月25日には,左派系歌手が極右政党 「黄金の夜明け」 の支援者に刺殺されたことに抗議する反ファシスト集会がシンタグマ広場で行われ,約1万人の国民が参加した。デモ参加者は,アンベロキピ地区に所在する「黄金の夜明け」の事務所を目指し,同事務所付近で再び抗議集会を行ったが,一部のデモ参加者が,機動隊員に対して火炎瓶や石を投擲したことから,機動隊員も催涙ガスや音響閃光弾等で応戦するなど小規模な衝突事案が発生した。デモ参加者は,大型ゴミ箱10個以上に火を放ったほか,銀行の窓ガラスを破壊するなどの犯罪行為に及んだ。


2. 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向

(1) 一般犯罪は全体的に減少傾向にあるが,窃盗や強盗等の身近な犯罪や薬物密輸事犯は依然として後を絶たない。窃盗事件の中では自動車盗が増加傾向にある。国家警察が発表した1月~6月期の犯罪発生件数は以下のとおり。

  殺人        70件 (前年同期対比15件減、約17.6%減)
  強盗     2,555件 (同534件減、約17.4%減)
  強姦        64件 (同16件減、約20%減)
  窃盗    38,370件 (同7,871件減、約17%減)
  自動車盗  15,352件 (同501件増、約3.4%増)

(2) 邦人被害事案
ア) 7月15日午前6時頃,アテネとピレウス間を走行する電車内において男性旅行客が旅券と携帯電話を盗まれるスリ被害に遭った。
イ) 7月24日午後7時頃,地下鉄車両内で女性旅行客がショルダーバックから旅券,現金及びネックレスを盗まれるスリ被害に遭った。
ウ) 8月12日午後4時40分頃,レフカダにおいて男性旅行客が旅券,現金が入ったバックを盗まれる置き引き被害に遭った。
エ) 8月23日午後7時頃,地下鉄車両内において男性旅行客がショルダーバックから旅券,銀行カードを盗まれるスリ被害に遭った。
オ) 8月30日午前11時40分頃,地下鉄車両内において女性旅行客が財布を盗まれるスリ被害に遭った。

3. テロ・爆弾事件発生状況

(1) 7月3日午前3時頃,クリオネリ地区に所在する郵便集配センターで,局員が小包,封筒及び手紙等を搬送していたところ,仕掛けのついた封筒が誤って落下し,発火したものの人的被害の発生はなかった。

(2) 7月4日午前1時30分頃,カヴァラ中心部の駐車場に駐車中の公用車両3台に仕掛けられたガス缶等使用の簡易爆弾が連続して爆発した。爆発による損傷は激しく,バス1台及び乗用車2台が火災のため完全に破壊された。

(3) 7月17日,アテネ第1審裁判所に郵便爆弾が送付されたが,国家警察の爆弾処理班が処理した。

(4) 7月20日午前4時10分頃,中部ギリシャ・ラリッサに所在する第1審裁判所の検察官が居住する集合住宅前において非常に強力な爆弾が爆発した。この爆発により,半径150メートル以内の住宅30棟以上や10店舗の窓ガラスが吹き飛び,車両100台が破壊する甚大な被害が発生したが,人的被害はなかった。

(5) 7月31日午前5時28分頃,アテネ中心部コロナキ地区に所在するスブラキ店前の道路上で爆弾が爆発し,この店舗で働いていた従業員1名が負傷した。

(6) 9月1日午後8時45分頃,ホラルゴスに所在する控訴裁判所裁判官の自宅において郵便爆弾が発火したが人的被害はなかった。

(7) 9月26日午前4時58分頃,アテネ北郊のキフィシアに所在する税務署において仕掛けられた簡易爆弾が爆発した。この爆発により,建物出入口の天井部分や外壁の一部が破壊され,崩れ落ちたほか,税務署敷地内に駐車していた車両数台も被害を被った。


4. 誘拐・脅迫事件発生状況

当国においては移民の間における怨嗟に基づく監禁事案等は別として,金銭目的による外国人誘拐事件の発生は元来稀である。


5. 日本企業の安全に関する諸問題

特に問題なし。


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2013年 第2四半期


1. 社会・治安情勢

財政赤字問題に端を発する当国政府の緊縮財政政策や公務員のリザーブ制度に反発する各種労働組合等の大衆示威行為やストライキは依然として行われている。6月には,政府が、国営放送局を閉鎖したことから、国営放送局 「ERT」 敷地内や周辺道路には、閉鎖撤回を求める国民が多数集結し、連日、抗議集会が行われた。大衆示威行為等の各種行動は今後も継続して実施されると予想され、その動向には一定の注意が必要。特にアテネ中心部 (シンタグマ広場や財務省前) には多数の市民が集結、頻繁に大衆示威行為を行っており要注意。


2. 一般犯罪・凶悪犯罪の傾向

(1)一般犯罪は全体的に減少傾向にあるが、窃盗や強盗等の身近な犯罪や薬物密輸事犯は依然として後を絶たない。窃盗事件の中では自動車盗が増加傾向にある。国家警察が発表した1月~5月期の犯罪発生件数は以下のとおり。

  殺人        61件 (前年同期比2件、3%減)
  強盗     2,187件 (同384件、15%減)
  強姦        49件 (同13件、21%減)
  窃盗    32,753件 (同6,639件、17%減)
  自動車盗  13,330件 (同786件、6.3%増)

(2) 邦人被害事案

ア) 4月21日午後8時30分頃、女性観光客がアテネ市内を散策中、パスポートや現金2000ユーロが入った財布を盗まれるスリ被害に遭った。

イ) 4月27日、男性観光客がアテネのシンタグマ駅で日本の免許証と財布 (クレジットカード3枚、現金300ユーロ在中) を盗まれるスリ被害に遭った。

ウ) 5月1日午後4時頃、女性観光客がロドス島の宿泊先のホテル(1戸が2階建て形式)の1階にハンドバックを置き、2階のテラスで洗濯物を取り込み1階に戻ったところ、旅券、現金150ユーロ及びクレジットカードが入ったバックが盗まれていた。

エ) 5月1日午後6時30分頃,女性観光客パルテノン神殿が見える展望台にて、旅券、クレジットカード及び携帯電話が入ったバックを引ったくられた。

オ) 6月26日午後6時20分頃、夫婦がピレウス港の待合室で船の到着を待っていたところ、色黒の大柄の男に船のチケット売り場の場所等を尋ねられ、夫がコーヒーを買って戻って来た時に、旅券や現金700ユーロが入ったバックが盗まれていることに気がついた。


3. テロ・爆弾事件発生状況

(1) 6月3日午前3時頃、グーディ地区に所在する環境・エネルギー・気候変動対策省支所前においてガス缶等を使用した簡易爆弾が爆発し、建物に軽微な物的損害が発生したが、人的被害の発生はなかった。

(2) 6月3日午前3時頃、ネオス・コスモス地区に所在する経済産業研究基金が入居しているビルにおいてガス缶等を使用した簡易爆弾が爆発し、建物に軽微な物的損害が発生したが、人的被害の発生はなかった。

(3) 6月3日午前8時5分頃、イリシア地区に所在する集合住宅5階廊下においてガス缶等を使用した簡易爆弾が爆発した。この爆発によって火災が発生し、玄関扉等を焼損する物的損害が発生したほか、同階に居住する女性1名が巻き添え被害を被って病院に搬送された。

(4) 6月7日午前4時42分頃、刑務所長の私有車両に仕掛けられた爆弾が爆発し、火災が発生した。この爆発に伴って付近建物の窓ガラスが多数破損するなどの物的損害が発生したほか、隣家に居住する女性1人が自宅において破損した窓ガラスにより顔に軽傷を負った。


4. 誘拐・脅迫事件発生状況

当国においては移民の間における怨嗟に基づく監禁事案等は別として、金銭目的による外国人誘拐事件の発生は元来稀である。


5. 日本企業の安全に関する諸問題

特に問題なし。


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2013年 第1四半期


1. 社会・治安情勢

財政赤字問題に端を発する当国政府の緊縮財政政策や公務員のリザーブ制度に反発する各種労働組合等の大衆示威行為やストライキは依然として行われている。大衆示威行為等の各種行動は今後も継続して実施されると予想され、その動向には一定の注意が必要。特にアテネ中心部 (シンタグマ広場や財務省前) には多数の市民が集結、頻繁に大衆示威行為を行っており要注意。

また、1月以降、アテネ等において銀行ATM、政党支部事務所及び大型商業施設等に対する爆弾攻撃事件や放火事件、政党本部事務所への発砲事件が相次いで発生した。テロ組織構成員の裁判も予定されており、今後も注意を要する。


2.一般犯罪・凶悪犯罪の傾向

(1) 一般犯罪は減少傾向にあるが、凶器を所持した店舗や銀行を狙った強盗事件、薬物密輸事犯は依然として後を絶たない。観光地であるアクロポリス周辺では、昼間に観光客を狙った持凶器強盗事件が発生しており注意が必要。国家警察が発表した第1四半期 (1月~3月) の犯罪発生件数は以下のとおり。

  殺人       31件 (前年同期比23%減)
  強盗    1,375件 (同17%減)
  強姦       21件 (同28%減)
  窃盗   19,964件 (同19%減)
  自動車盗 7,431件 (同3%減)


(2) 邦人被害事案

ア) 2月1日11時頃、日本人女性観光客2名がアクロポリスのフィロパポスの丘を歩行中、歩いてきた男性1名がやにわに観光客1名の首にナイフを突き
  つけ現金を要求、観光客が所持していたカメラ、携帯電話を奪取された。

イ) 2月27日15時30分頃、サントリーニ島において日本人男性観光客2名が、外国人4人組に顔面や頭部を殴打されるなど襲撃され、カメラ、携帯電話現金等在中の鞄を奪取された。(後日、警察が被疑者を逮捕、被害品も発見された。)

ウ) 3月7日12時頃、日本人男性観光客1名がアクロポリスのフィロパポスの丘を歩行中、歩いてきた男性1名にナイフを突きつけ現金を要求、財布を奪取された。


3.テロ・爆弾事件発生状況

(1) 1月20日10時45分頃、マルウシに所在する大型商業施設 「ザ・モール」 1階に所在するナショナル銀行のATM付近で爆弾が爆発し、右施設内の店舗数店に物的損害が発生したほか、警備員2名が軽傷を負う人的被害が発生した。

(2) 3月4日9時頃、当地報道機関に爆破予告電話が入電、警察が捜索したところ、爆弾4個のうち3個は、リュックサック内に入れられた状態で車両販売店外側、OTE (電話会社) 支店、税務署支署に仕掛けられ、残りの1個はアギア・パラスケヴィのERT (国営放送局) 外側交差点に駐車していた盗難車両 (日産車) 内のリュックサック内から見つかった。右リュックサックの1つからはダイナマイト様の物、他の3つからは爆弾原料と思われる物質がそれぞれ発見された。

(3) 3月10日22時15分頃、アテネ中心部パングラティ地区に所在する配送会社 「スイフトメール」 社前でガス缶等を使用した爆弾が爆発し、同店の窓ガラスや店舗前に駐車していたオートバイが破損する深刻な物的損害が発生した。


4.誘拐・脅迫事件発生状況

当国においては移民の間における怨嗟に基づく監禁事案等は別として、金銭目的による外国人誘拐事件の発生は元来稀であるが、3月には当地に不法入国したモロッコ人女性を誘拐し、身代金2,500ユーロを要求していたシリア人が警察に逮捕された。共犯者のイタリア人は逃走中。


5.日本企業の安全に関する諸問題

特に問題なし。

 
 
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