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アテネ市中心部(在アテネ・アメリカ大使館)におけるテロ事件の発生

 

2007年1月12日

 

1.12日午前6時ころ(現地時間)、アテネ中心部にある在当地米国大使館で爆発が起き、同大使館の建物の一部が損壊するなどの被害が出ました。爆発の原因については現地警察当局が捜査を進めていますが、一部報道では、同大使館の特定箇所(4階部分に掲示されている紋章付近)を狙ってロケット弾が打ち込まれたといった内容も伝えられています。

なお、現地警察当局及び米国務省の発表によれば、爆発による負傷者はいない模様です。

 

2.12日午後現在、この事件の背景等は必ずしも明らかになっていませんが、これまでにもお知らせしてきているように、ギリシャでは、アテネ周辺及び北部のテッサロニキなど都市部を中心に、極左系や無政府主義者等によるとみられる小規模な爆弾テロ事件等が頻発し、政府関係機関などに手製の爆弾が投げ込まれたり、欧米系の商業施設、銀行の自動現金引出機、路上駐車中の車両等に火炎びん等が投てきされたりしています。こうした事件は、夜間や深夜といった人通りの少ない時間帯に多く発生していますが、いつどこで起こるかわからないこの種の事件に関しては、常に十分な注意と警戒が必要です。

 

3.皆様におかれましても、テロ事件や不測の事態に巻き込まれることのないよう、常に最新の関連情報の入手に努め、テロの標的となる可能性がある場所にはできる限り近づかない、あるいは官公庁や外国権益等の訪問はできる限り控え、訪問中も周囲の状況に気を配るようにする、車両を安易に路上駐車しない、大勢の人が集まる場所では警戒する、特に深夜の外出はできる限り避け、夜間や早朝の行動には注意を払うなど、安全確保に十分注意を払ってください。

  また、事件によっては、爆発予告電話等を受け、警察官等による交通規制や、それに伴う誘導等がなされる場合もありますので、周囲の状況に十分注意を払い、警察官等の立入禁止措置や避難等の指示がある場合には、それらに従って行動してください。

  さらに、テロ事件や不測の事態が発生した場合の対応策を再点検し、状況に応じて適切な安全対策を講じられるよう心掛けてください。

 

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在ギリシャ日本国大使館 領事部   

46 Ethniks Antistasseous St, Halandri, 152 31 Athens, Greece

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