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キプロス政治概況

 
2012年9月


1.大統領選挙に向けた動き

来年2月に実施予定の大統領選挙に向け、7日に現与党・労働者進歩党(AKEL)のマラス候補(現保健相)が記者会見を開催し、本格的な選挙活動を開始した。また、最大野党・民主運動党(DISY)は、これまで断続的に行ってきた民主党(DIKO)との連携協議を纏め、27日、DIKO中央委員会は、DISYの大統領候補であるアナスタシアディスDISY党首を支持することを決定した。

16日に現地調査機関RAIが公表した世論調査(1,008名)の結果によると、アナスタシアディス候補が37.2%、マラス候補が21.9%、リリカス候補(無所属)が14.2%の支持を集めている。


2.トロイカによるキプロス支援

キプロスの金融・財政危機に関し、キプロス政府は9月の期間、トロイカによるキプロス支援に対する緊縮策を含むMoUのキプロス側対案(注:本年7月にトロイカ側から提示された案への対案)の策定に取り組んだが、同案のトロイカ側への提出及び次回トロイカ代表団のキプロス訪問日程の調整は行われなかった。


3.キプロスEU議長国

9月はキプロスにて非公式外相会合、非公式農業水産相会合、ユーログループ会合、EU財務相会合、非公式エネルギー相会合、非公式スポーツ相会合等の多数の重要会合が開催され、キプロスはEU議長国として精力的に活動した。


2012年9月の主要な動き>

 
キプロス問題
内政・経済
外交・防衛
   
3日(月)
●シアルリ財務相、キプロスの2012年GDP成長率が-1.5%になる見込みである旨発言。

 
4日(火)
 
●マルクリ外相、エジプトを訪問し(-6日)、ムルスィー大統領表敬等を実施。

●フリストフィアス大統領、キプロス訪問中のムスルリス・ギリシャ海運・エーゲ海大臣と会談。
5日(水)
●民主運動党(DISY)及び民主党(DIKO)、来年2月の大統領選における連携に向け協議。
●フリストフィアス大統領、ヨルダンを公式訪問し(-7日)、アブドッラー国王等と会談。

7日(金)
●マラス保健相、大統領選の労働者進歩党(AKEL)候補として選挙活動を開始するにあたり記者会見を開催。
●7・8日、パフォスにてEU非公式外相会合を開催。

●フリストフィアス大統領、キプロス訪問中のヘーグ英外相と会談。
9日(日)


●ニコシアにてEU非公式農業水産相会合を開催(-11日)。
10日(月)
●フリストフィアス大統領、キプロス訪問中のサブンジヤーン・レバノン産業相と会談。
11日(火)
●マルクリ外相、ギリシャを訪問し(-12日)、アヴラモプロス外相等と会談。
12日(金)
●フリストフィアス大統領、キプロス政府は経済の戦略計画を策定しており、同計画は各政党代表等との協議を経てトロイカに提出される、我々はキプロスを破綻に導くMoUには署名しない旨発言。


13日(木)
   
●フリストフィアス大統領、キプロス訪問中のラガルドIMF専務理事と会談。

●マルクリ外相、11日にリビアで発生した米総領事館攻撃に関し、同攻撃への非難及び米国大使への哀悼の意を含む声明を発出。
14日(金)

●ニコシアにてユーログループ会合を開催。

●ニコシアにてEU財務相会合を開催(-15日)。

●マルクリ外相、キプロス訪問中のナルバンジャン・アルメニア外相と会談。

●フリストフィアス大統領、キプロス訪問中のユンカー・ユーログループ議長と会談。

15日(土)
●シアルリ財務相、キプロス支援に関する調整につき、キプロス政府の取り扱いに遅延はない、トロイカとの支援策に関するMoU案は今後1カ月以内に合意される見込みである旨発言。

●フリストフィアス大統領、キプロス訪問中のレーン欧州副委員長と会談。
17日(月)
●シアルリ財務相、トロイカ代表に連絡し、キプロス側のMoU対案の調整状況等につき説明。


●ニコシアにてEU非公式エネルギー相会合を開催。



19日(水)
●ダウナー国連事務総長特別顧問、両系代表補佐官と個別会談。




20日(木)
●フリストフィアス大統領及びエロール・トルコ系キプロス代表、ダウナー特別顧問と個別会談し、技術委員会の活動等につき意見交換。
●フリストフィアス大統領、ファン=ロンパイ欧州理事会議長、バローゾ欧州委員長、シュルツ欧州議会議長とワーキングランチ。

●オミル国会議長、欧州評議会国会議長会議にて共同議長を務める(-21日)。

●ニコシアにてEU非公式スポーツ相会合を開催(-21日)。
21日(金)
●ダウナー特別顧問、両系代表補佐官及び交渉チームと技術委員会の活動等につき協議。
●キプリアヌ労働者進歩党(AKEL)党首、キプロス支援に対する緊縮策が過剰に困難な場合にはキプロスはユーロ圏離脱を考慮するかもしれない旨発言。
●フリストフィアス大統領及びマルクリ外相、キプロス訪問中のヌコアナ=マシャバネ・南アフリカ国際関係・協力大臣と会談。
22日(土)
●キプロス政府、2013年予算案を策定。他方、トロイカ支援が調整中であることを理由に、総額及び予算内訳等に関する情報は非開示。
23日(日)
   
●オミル国会議長、ギリシャを公式訪問し(-26日)、メイマラキス国会議長等と会談。
24日(月)
●フリストフィアス大統領、NYにてバン国連事務総長と会談。

●フリストフィアス大統領、ダウナー国連事務総長特別顧問がキプロス新大統領のために両系間で合意した収斂事項のパッケージを用意している旨発言。
●ステファヌ政府報道官、キプロスのユーロ圏及びEU離脱は問題外である旨の声明を発出。




25日(火)
●フリストフィアス大統領、国連総会にて演説。また、ブラヒミ国連・アラブ連盟シリア問題合同特別代表等と会談。

●マルクリ外相、NYにてEU外相会合等に出席。
26日(水)
   
●フリストフィアス大統領、NYにてラヴロフ露外相と会談。

●ニコシアにてEU非公式国防相会合を開催(-27日)。
27日(木)
 
●民主党(DIKO)中央委員会、来年2月の大統領選挙でアナスタシアディス民主運動党(DISY)党首を支持することを決定。
 
29日(土)
●エロール・トルコ系キプロス代表、NYにてバン国連事務総長と会談。


 
 
 
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