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キプロス政治概況

 
2012年3月


1.
キプロス問題

キプロス問題については、3月もフリストフィアス大統領及びエロール・トルコ系キプロス代表の直接交渉、両系交渉団による交渉が引き続き行われたが、本件問題の国内的側面(「統治」、「財産権」、「市民権」)に関する議論の収斂は見られなかった。

本年1月の三者会談後に発表されたバン国連事務総長声明に沿う形で、3月上旬に国連事務総長が国連安保理に対する報告書を提出し、同29日、ダウナー国連事務総長特別代表が安保理メンバーに同報告書の内容につき説明した。また30日には、ダウナー特別代表が国連事務総長に対する交渉の進捗状況に関する報告書の作成を完了し、4月19日に国連事務総長とダウナー特別代表が意見交換を行った上で、国連事務総長が交渉の今後の方向性を決定する予定である。


2. 内閣改造


19日、フリストフィアス大統領は、カザミアス財務相が健康上の理由で辞意を表明したことを受け、小規模の内閣改造を行い、財務相にヴァソス・シアルリス氏(キプロス銀行前常務取締役)、商工・観光相にネオクリス・シリキオティス氏(前内務相)、内務相にエレニ・マヴル氏(前ニコシア市長)が新しく就任した。


2012年3月の主要な動き>

 
キプロス問題
内政・経済
外交・防衛
1日(木)
●VATが15%から17%に増税。
●フリストフィアス大統領、スクリス欧州司法裁判所長官と会談(於:ルクセンブルク)。

●フリストフィアス大統領、欧州理事会に出席(-2日、於:ブリュッセル)。
2日(金)
●航空管制官、給与削減措置に抗議し4時間の時限ストライキを実施。
5日(月)
●マルクリ外相、ノルウェーを訪問し、ストーレ外相と会談。
6日(火)
●フリストフィアス大統領、キプロス問題に関する国家評議会を召集(-7日)。

●ステファヌ報道官、バウシュ・トルコEU加盟交渉担当相がキプロス問題の解決方法の1つとしてトルコによる「北キプロス・トルコ共和国」併合の可能性に言及したことを受け、同発言を非難。
8日(木)
●キプロス国会、航空管制官のスト権を制限する法案を可決。
●サケラリス欧州投資銀行副総裁、キプロス訪問(-9日)。
9日(金)
●マルクリ外相、EU非公式外相会合に出席(-10日、於:コペンハーゲン)。
12日(月)
●マルクリ外相、バチカン及びイタリア訪問(-13日)。マンベルティ法王庁国務長官・枢機卿と会談。
13日(火)
●ムーディーズ、キプロス国債の格付けを「Baa3」から「Ba1」(ジャンク・ステータス)に格下げ。
●マルクリ外相、テルツィ・イタリア外相と会談。

●アンドニャドゥ商工・観光相、イスラエル訪問(-15日)。
14日(水)
●ムーディーズ,キプロス大手3銀行の長期債の格付けを格下げ(キプロス銀行(Ba2→B1)、マーフィン・ポピュラー銀行(B2→B3)、ギリシャ銀行(B2→B3))。
●マルクリ外相、ローチェン・モンテネグロ外相と会談。
15日(木)
●フリストフィアス大統領及びエロール・トルコ系キプロス代表、直接交渉。
●マルクリ外相、レバノンを訪問し、マンスール外相と会談。
16日(金)
●ダウナー国連事務総長特別代表、フリストフィアス大統領と個別会談。
●ヘデゴー気候行動担当欧州委員、キプロス訪問。
17日(土)
●民主運動党(DISY)、アナスタシアディス党首を2013年2月の大統領選挙の同党候補者に選出。
18日(日)
●マルクリ外相、フランス訪問(-21日)。
19日(月)
●フリストフィアス大統領、内閣改造を実施。財務相、商工・観光相、内務相の3ポストの閣僚が交代。
20日(火)
●ダウナー国連事務総長特別代表、フリストフィアス大統領と個別会談。
●マルクリ外相、ジュペ仏外相と会談。
21日(水)
●フリストフィアス大統領、キプロス問題交渉再開から約4年が経過したことを踏まえて記者会見。

●ダウナー特別代表、エロール・トルコ系キプロス代表と個別会談。
22日(木)
●フリストフィアス大統領及びエロール・トルコ系キプロス代表、直接交渉。
●イリアディス国防相、EU国防相理事会に出席(於:ブリュッセル)。
23日(金)
●ダウナー特別代表、ブリュッセルを訪問し、ギリシャ、トルコ及び英国の各外相及び欧州委員会拡大担当委員と会談。
●マルクリ外相、EU外務理事会に出席(於:ブリュッセル)。
●イリアディス国防相、アシュトンEU外務・安全保障政策上級代表と会談。
27日(土)
●ダウナー特別代表、フリストフィアス大統領と個別会談。
●フリストフィアス大統領、ドリス・ギリシャ外務副大臣と会談。
 
 
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