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キプロス政治概況

 
2012年7月


1. マヴロヤニス大統領直轄欧州問題担当副大臣の訪日

26日-28日、本年後半のキプロスEU議長国運営を総括しているマヴロヤニス大統領直轄欧州問題担当副大臣が日本を訪問し、29日に山根外務副大臣と会談を行った。両副大臣は、会談において、日・キプロス関係、日EU経済連携協定(EPA)等につき意見交換した。


2. キプロスEU議長国就任

1日、キプロスは半年間のEU議長国に就任し、7月中に非公式閣僚会議等の多くのEU関連会合がキプロスで開催された。キプロスは、複数年財政枠組(2014-2020)の年内交渉終了、ヨーロッパ2020戦略の効率的な実施の促進、EU統合海運政策の強化、欧州共通庇護制度の成立、EUの南方諸国との関係強化、欧州拡大プロセス促進等を議長国の具体的目標として掲げている。


3. トロイカ(EC, IMF, ECB)代表団のキプロス訪問

先月のキプロス政府のユーロ圏及びIMFに対する支援要請を受け、トロイカ(EC、IMF、ECB)代表団が3日~6日、23日~27日の2回キプロスを訪問し、大統領を含む政府高官、中央銀行、財務省等と意見交換を行った。財務省発表によると、協議では金融セクターの資本増強の必要性の他に、生活保護費、年金制度、給与支払いを含む公的行政、公営住宅スキーム、財政・マクロ政策、資金調達ニーズ、国営企業、観光、財政枠組み、税等につき議論が行われた由。トロイカ代表団とキプロス政府は、必要な議論の収斂を達成するために協議を継続している。


4. 大統領選に向けた動き

与党・労働者進歩党(AKEL)は、22日の総会において、マラス保健相を2013年2月に実施予定の大統領選の同党候補とすることを正式に了承した。現時点で立候補が決定している主要候補はマラス保健相の他、最大野党・民主運動党(DISY)のアナスタシアディス党首及びリリカス元外相(無所属)であり、現在、AKEL及びDISY以外の政党の大統領選への対応に関する協議等が活発に行われている。


2012年7月の主要な動き>

 
キプロス問題
内政・経済
外交・防衛
1日(日)
 
●キプロス、EU議長国就任(-12月)。

●アヴラモプロス・ギリシャ外相、キプロス訪問し(-2日)、マルクリ外相と会談。
2日(月)
●キプロス財務省、キプロス・ポピュラー銀行の17億9698万6439ユーロのシェアを獲得し、キプロス銀行に5億9200万ユーロの資本増強がなされた旨発表。
●シリキオティス商工・観光大臣、レバノン訪問(-3日)。


3日(火)
●トロイカ(EC、IMF、ECB)代表団、キプロス訪問(-6日)。
4日(水)
●フリストフィアス大統領、欧州議会にて、キプロスEU議長国の優先事項を発表。
5日(木)
●国連事務局、UNFICYPの2013年1月までの6カ月の任期延長を勧告する内容の国連事務総長報告書を発表。




●キプロス政府、クリオン古代円形劇場にて、EU議長国就任式典を開催。

●フリストフィアス大統領、前EU議長国デンマークのトーニング=シュミット首相との会談。

●フリストフィアス大統領、アシュトンEU外務・安全保障政策上級代表と会談。
6日(金)
●フリストフィアス大統領、ファン=ロンパイ欧州理事会議長と会談。また、キプロス政府と欧州委員会との協議も開催。
7日(土)
●キプロス警察、イスラエル人旅行者に対するテロ計画に関与した男性1名を逮捕。
9日(月)
●キプロス国会、EU加盟国国会欧州問題委員会代表者会合を開催。
10日(火)
●ダウナー国連事務総長特別顧問、国連安保理に対しキプロス問題交渉の現状をブリーフ。



●イリアディス・キプロス銀行CEO、金融危機対応への不手際を理由に辞任。




●マルクリ外相、欧州議会外務・開発委員会に出席し、EU拡大、中東・北アフリカ、開発分野等に関するEU議長国の優先事項を発表。

●ニコシアにてEU雇用・社会政策・健康・消費者問題担当閣僚非公式会合(保健大臣会合)開催。
11日(水)
●マリ海軍基地爆発事故から1周年。同基地近くで追悼式典開催。

●アナスタシアディス民主運動党(DISY)党首(2013年2月大統領選挙候補)、欧州党(EVROKO)指導部と会談。
●マルクリ外相、セルビアを訪問し、ニコリッチ大統領、イェレミッチ外相等と会談。



12日(木)
●ステファヌ政府報道官、同日実施されたトルコのキプロスEEZ内における軍事演習を非難。


●キプリス・キプロス銀行副CEO、同銀行CEOに就任。



●スリッパ-豪連邦下院議長、キプロス訪問(-14日)。オミル国会議長等と会談。

●ニコシアにてEU雇用・社会政策・健康・消費者問題担当閣僚非公式会合(労働・社会政策担当大臣会合)開催(-13日)。
13日(金)
●マルクリ外相、ゴードン米国務次官補と会談。
16日(月)
●民主党(DIKO)及び欧州党(EVROKO)、2013年3月大統領選への対応を巡り協議。

●マリ海軍基地爆発事故の裁判初日。
●マヴロヤニス大統領直轄欧州問題担当副大臣、フランス訪問。

●ニコシアにてEU交通・通信担当閣僚非公式会合を開催(-17日)。
17日(火)
●労働者進歩党(AKEL)中央委員会、マラス保健大臣を次期大統領選候補とすることを了承。
18日(水)
●ニコシアにてEU非公式競争理事会(産業)を開催(-19日)。
19日(木)
●国連安保理、UNFICYPのマンデートの2013年1月31日までの延長を決定。
20日(金)
●1974年のトルコ軍北キプロス侵攻から38周年に際し、国内で各種関連行事開催。



●マルクリ外相、18日にブルガリアで発生したイスラエル人観光客を標的とした爆弾テロを受けて、弔意・お見舞い、テロ非難の内容を含む声明を発出。

●ニコシアにてEU非公式競争理事会(研究)を開催(-19日)。
22日(日)
●労働者進歩党(AKEL)総会、マラス保健相を次回大統領選の同党候補として正式了承。
23日(月)
●トロイカ(EC、IMF、ECB)代表団、2回目のキプロス訪問(-27日)。


●ニコシアにてEU非公式司法・内務理事会を開催(-24日)。

●マルクリ外相、EU外務理事会に出席(於:ブリュッセル)。
24日(火)
●フリストフィアス大統領、ダウナー国連事務総長特別顧問と会談。
25日(水)
●マルクリ外相、ロシア訪問を訪問し、ラヴロフ外相との間で二国間関係、シリア情勢等につき意見交換。

●シリア国民評議会報道官、ハリリ駐キプロス・シリア臨代の亡命を発表。
26日(木)
●フリストフィアス大統領、トロイカ(EC、IMF、ECB)代表団と会談。

●社会民主運動(EDEK)指導部、2013年2月の大統領選におけるリリカス候補支持を決定。
●マヴロヤニス大統領直轄欧州問題担当副大臣、訪日(-28日)。27日に山根外務副大臣と会談。

●マルクリ外相、ボスニア・ヘルツェゴビナを訪問し(-27日)、イゼトベゴビッチ大統領評議会議長他と会談。
27日(金)
●フリストフィアス大統領夫妻、ロンドン五輪開会式に出席。
30日(月)
●アナスタシアディス民主運動党(DISY)党首(2013年2月大統領選候補)、ガロヤン民主党(DIKO)党首と会談。


●マルクリ外相、キプロス訪問中のブルクハルター・スイス連邦外相と会談。

●キプロス・仏両軍、キプロス南沖にて航空捜索救助訓練、緊急脅威対策訓練を実施。
31日(火)
●マルクリ外相、アルバニアを訪問し、ニシャニ大統領他と会談。
 
 
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