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キプロス政治概況

 
2012年2月


1.キプロス問題に関する
動き

フリストフィアス大統領及びエロール北キプロス代表は、1月の潘基文国連事務総長との三者会談後しばらく時間をおき、14日、21日、28日に直接交渉を実施し、「財産権」を中心に意見交換を行った。

キプロス共和国内の動きとしては、フリストフィアス大統領は、国家評議会(注:各政党代表が参加する大統領諮問機関)を計3回召集し、前回三者会談の結果の共有、キプロス問題の交渉方針等の説明を行った。また、キプロス国会が2日にダウナー国連事務総長特別代表を非難する決議を採択する等の動きもみられた。


2.  天然ガス開発に関する第二次入札の開始


13日、天然ガス開発に関するキプロスEEZ内の計12区画(米ノーブル・エネルギー社が掘削を行っているブロック12を除く)の第二次入札の情報がEU官報に掲載され、90日間の入札期間が開始した。


3. キプロスのEU議長国就任に向けた動き

21日~23日、フリストフィアス大統領はブリュッセルを訪問し、本年後半のキプロスのEU議長国就任に向けバローゾ欧州委員会委員長等と意見交換を行った。バローゾ委員長は、会談後の記者会見において、キプロスEU議長国の素晴らしい準備状況を間近に見ており成功を確信している旨述べた。フリストフィアス大統領は、キプロス議長国の課題として、新しい複数年財政枠組の交渉終了、欧州共通庇護制度の成立、ヨーロッパ2020のための戦略的な目標の促進、新しい持続可能な共通農業政策の成立、中小規模ビジネス強化、雇用の創出(特に若者の失業率対策)等に言及した。


2012年2月の主要な動き >

 
キプロス問題
内政・経済
外交・防衛
1日(水)
●ダウナー特別代表、フリストフィアス大統領と個別会談。
   
2日(木)
●フリストフィアス大統領、キプロス問題に関する国家評議会を主催。

●キプロス国会、ダウナー国連事務総長特別代表に対する非難決議を採択。
●フィッチ、キプロス大手3銀行の長期債の格付けを「BBB-」から「BB+」に一段階格下げ。
 
6日(月)
   
●オミルー国会議長、オーストラリア訪問(-12日)。
7日(火)
 
●ハラランブス労働・社会保険相、若年失業者及び長期失業者に重点をあてた2012年失業対策を発表。
●キプロス外務省、ギリシャ外務省との間で、キプロスEU議長国期間におけるギリシャ人専門家のキプロス側への派遣に関するMoUを締結。
12日(日)
 
●アナスタシアディス民主運動党(DISY)党首、2013年2月の大統領選挙への出馬を正式表明。
 
13日(月)
 
●キプロス政府、同国EEZ内における資源開発に関し、計12区画の第二次入札を開始(入札期間は90日間)。
 
14日(火)
●フリストフィアス大統領及びエロール・トルコ系キプロス代表、直接交渉を実施。

●欧州議会、ファマグスタ封鎖地区へのギリシャ系住民の帰還をトルコに求める宣言を採択。
   
15日(水)
●フリストフィアス大統領、キプロス問題に関する国家評議会を主催。

●両系キプロス、先月の三者会談で合意した「財産」に関するデータ交換を実施。
 
●トルコ外務省、13日に開始されたキプロスEEZ内資源開発の第二次入札に対し、抗議声明を発出。
16日(木)
   
●ネタニヤフ・イスラエル首相、キプロス訪問。フリストフィアス大統領との間で、エネルギー開発等に関し意見交換。
17日(金)
●フリストフィアス大統領、キプロス問題に関する国家評議会を主催。
 
●キプロス外務省、13日に開始されたキプロスEEZ内資源開発の第二次入札に関し、キプロスの資源開発は国際法に基づく主権の行使である等の内容の声明を発出。
20日(月)
●ダウナー国連事務総長特別代表、フリストフィアス大統領と個別会談。
 
●フリストフィアス大統領、キプロス訪問中のサマラス・ギリシャ新民主主義党(ND)党首と会談。
21日(火)
●フリストフィアス大統領及びエロール・トルコ系キプロス代表,直接交渉を実施。
●キプロス銀行、ギリシャ国債のヘアカットの影響で2011年の損失が10億ユーロに上る旨発表。
 
22日(水)
   
●フリストフィアス大統領、ブリュッセルを訪問し、バローゾ欧州委員会委員長等と本年後半のEU議長国就任に向け意見交換。
24日(金)
   
●マルクリ外相、シリア・フレンズ会合に出席(於:チュニス)。

●ハーン地域政策担当欧州委員、キプロス訪問。
27日(月)
   
●マルクリ外相、EU外務理事会に出席(於:ブリュッセル)。
28日(火)
●フリストフィアス大統領及びエロール・トルコ系キプロス代表、直接交渉を実施。
●ギリシャ銀行、2011年の損失が1億700万ユーロに上る旨発表。
●マルクリ外相,EU総務理事会に出席(於:ブリュッセル)。
 
29日(水)
 
●マーフィン・ポピュラー銀行、ギリシャ国債のヘアカットの影響で2011年の損失が33億ユーロに上る旨発表。
●フリストフィアス大統領、ルクセンブルク訪問。

●オミルー国会議長、キプロス訪問中のベッリ・レバノン国会議長と会談。

●マルクリ外相、国連人権理事会に出席(於:ジュネーブ)。
 
 
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