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キプロス政治概況

 
2012年1月


1. キプロス問題に関する第5回三者会談

1月23~24日、ニューヨーク郊外のグリーントゥリーにて、キプロス問題に関する両系キプロス代表(フリストフィアス大統領及びエロール・トルコ系キプロス代表)と潘基文国連事務総長との三者会談が開催された。

潘基文 国連事務総長は、三者会談後の声明において、「統治」、「財産権」、「市民権」に関する議論の進展がなかったことを認めた上で、本年3月末にダウナー国連事務総長特別代表が交渉の進展につき報告を行い、右報告が関連する国連決議等に一致すると共に前向きな内容であれば、多国間会議を4月末又は5月初めに召集する意向である旨発言した。

フリストフィアス大統領は、今回も議論の進展がなく満足できる会談ではなかった、国連事務総長は、声明の中で多国間会議開催の意向を表明したが、(キプロス問題の国内的側面に関する)重要な進展があり、両系が合意し、ダウナー国連事務総長特別代表が確認するという前提条件が存在する旨発言した。


2.  天然ガス開発に関する動き


1月31日、キプロス南沖EEZ内のブロック12において試掘作業を行った米ノーブル・エネルギー社は、キプロス政府の天然ガス開発に関する閣僚委員会等に対し、試掘結果の詳細説明を行った。ノーブル・エネルギー社の試掘結果については、昨年12月28日、フリストフィアス大統領が天然ガス埋蔵量は5兆~8 兆立法フィートの見込みである旨の発表を行っている。

また1月9日、 フリストフィデス大統領府次官は、ブロック12以外の区画の第二次入札に関する書類を欧州委員会に提出した旨発表した。


2012年1月の主要な動き >

 
キプロス問題
内政・経済
外交・防衛
2日(月)
   
●フリストフィアス大統領、ギリシャのパプーリアス大統領及びパパディモス首相と電話会談。
4日(水)
●フリストフィアス大統領及びエロール・トルコ系キプロス代表、接交渉。
 
5日(木)
●フリストフィアス大統領及びエロール・トルコ系キプロス代表、夕食会を共催し、国連関係者を招待。
 
9日(月)
●フリストフィアス大統領及びエロール・トルコ系キプロス代表、直接交渉。
●フリストフィデス大統領府次官、キプロスEEZブロック12以外の区画の第二次入札に関する書類を欧州委員会に提出した旨発表。
●イリアディス国防相、イスラエル訪問。バラク国防相との間で防衛協力協定及び機密情報保護・交換協定に署名。
10日(火)
 
● キプロス当局、ロシアからシリア及びトルコに向かっていた船舶をリマソール港で検査し、同船が危険貨物を運搬していると判断し拘留(翌日予定目的地の変更を受けて出航許可)。
11日(水)
● 欧州委員会、キプロス他3カ国が2012年予算案上の財政赤字是正のために効果的な措置を講じた旨評価。
●フリストフィアス大統領、デンマーク訪問し、EU議長国就任式典に参加。
13日(金)
●S&P、ユーロ圏9カ国の国債格付けを格下げし、キプロスは「BBB 」から「BB+」に2段階格下げ。
14日(土)
 
●デンクタシュ・北キプロス元「大統領」(75年~05年)、多臓器不全で逝去。
16日(月)
●フリストフィアス大統領、三者会談を前に、各政党代表が参加する国家評議会を主催。
 
17日(火)
●アナスタシアディス民主運動党(DISY)党首、2013年2月に実施予定の大統領選挙に出馬する意向に言及。

●フリストフィアス大統領、パパディモス・ギリシャ首相と電話会談。
●マルクリ外相、ジュネーブ訪問(-18 日)。
18日(水)
●エロール・トルコ系キプロス代表、北キプロスの各「政党」代表にキプロス問題交渉の現状を共有。
 
19日(木)
●キプロス国会、キプロス・エジプト間の天然ガス資源合同開発協定(2006年署名)を批准。
●フリストフィアス大統領、シュルツ新欧州議会議長と電話会談。

● マルクリ外相、リビア訪問(-20 日)。
23日(月)
●フリストフィアス大統領及びエロール・トルコ系キプロス代表、国連事務総長との第5回三者会談を実施(-24 日)。
 
●マルクリ外相、EU外務理事会に出席。

●カザミアス財務相、EU財務相会合に出席。
24日(火)
●昨年7月に発生した海軍基地内における爆発事故に関し、当時のキプリアヌー前外相及びパパコスタス前国防相他を起訴。
●アンドニャドゥ商工・観光相、イスラエル訪問。
25日(水)
●マルクリ外相、英国訪問。リディントン欧州担当外務閣外相との会談。
26日(木)
●昨年12月のキプロス・ ロシア間二国間融資協定に基づき、第二次トランシェ(13.2億ユーロ)分の融資実施。
●オミルー国会議長、キプロス訪問中のスカルプヘイジンソン・アイスランド外相と会談。
27日(金)
●格付会社フィッチ、キプロス国債の格付けを「BBB」から「BBB-」に格下げ。
30日(月)
●与党・労働者進歩党(AKEL)及び民主運動党(DISY)、政党間協議を実施。
●フリストフィアス大統領、EU非公式首脳会合に出席。
31日(火)
●ダウナー国連事務総長特別代表、エロール・北キプロス代表と個別会談。
●米ノーブル・エネルギー社、天然ガス開発に関する閣僚級委員会及び専門家チームに対し、ブロック12の試掘結果詳細を説明。

 
 
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