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キプロス経済概況

  2012年3月


1.概況

2011年第4四半期のキプロスのGDP成長率は、観光業、銀行業及びサービス業(行政、教育、医療等)に成長が見られる一方、建設業や製造業などの第2次産業や貿易業・運輸業の低迷を受け、前年同期比0.7%減となった。2011年通年のGDPは、177億6,140万ユーロ(前年は177億3,336万ユーロ)と成長率は0.5%となった。


2.財政

財務省の発表によれば、2011年の歳入は約65億8,950万ユーロ、歳出は約76億7,410万ユーロとなり、財政赤字は約10億8,460万ユーロ、対GDP比-6.01%(前年は-4.91%) となった。また、プライマリーバランスは約5億4,930万ユーロの赤字と前年2010年の約2億8,020万ユーロの赤字から大きく悪化している。キプロス政府は、2011年3月からVATの税率を13%から17%に引き上げたが、2011年のVATによる税収は15億930万ユーロと前年比0.06%増にとどまっている。
なお、本年は1、2月の歳入が約9億6,560億ユーロ、歳出が約11億6,810万ユーロと双方とも2011年同期からほぼ横ばい(歳入が0.37%減、歳出が0.07の減)となっている。


3.主な産業

(1) 観光業
2011年第4四半期は特に英、露、独及びギリシャからの観光客が増加し、10月、11月及び12月の各月の観光客到着数が、それぞれ25万9,863人( 前年同月比7.5%増)、9万2,878人(前年同月比0.3%増)、6万5,339人(前年同月比6.8%増)と前年を上回る結果となり、2011年全体では、239万2,228人(前年は217万2,998人)と前年比10.1%増となった。

(2) 建設業
2011年の建築許可証発行数が7,506件と前年比14.5%減となった。


4.その他

中国企業のキプロス天然ガス開発への関心
3月2日、中国の国営企業・中国海洋石油総公司(CNOOC)幹部はキプロスを訪問し、エネルギー問題を取り扱っている閣僚委員会と会談を行った。アンドニャドゥ商工・観光相は、CNOOC側がキプロスEEZ内の天然ガスの精製・輸出を行うLNGターミナルの建設計画を説明した。

 

5.経済指標

(1) GDP成長率
2011年第4四半期のGDP成長率は-0.7%となった。


(2)消費者物価指数
2012年3月の消費者物価指数は前年同月比3.4%の上昇となった。


(3) 失業率
2012年2月の失業率は、9.7%となった。



出典:(1)及び(2)キプロス財務省、(3) EU統計局(ユーロスタット)

※各種公表資料・報道等参照
 
 
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