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1998年、ハワイ沖を航海中であったギリシャ人船長、スタヴロス・ドラカキス氏は、遠く離れた家族への思いを綴った手紙を瓶に入れて海に託しました。
2009年11月19日、その瓶入りの手紙は奄美大島において発見されました。発見者の常田氏と妻は様々な人たちの協力を得て、それがギリシャ人あるいはキプロス人船長が、1998年にハワイ沖を航海中に家族へ宛てた手紙であったことを知りました。便箋にあった「 Anastasia, Limassol 」と「 N.S.Drakakis 」を手がかりに、その船長を捜したところ、船乗りを引退し現在、ギリシャのエギナ島に住んでいるドラカキス船長が見つかりました。
2010年7月6日、大使公邸にて、北村隆則大使は、常田家から預かった12年前にドラカキス船長が書いた手紙や常田家からドラカキス船長に宛てた手紙と子供たちが描いた絵をドラカキス船長に引渡しました。
引き渡し式において、北村大使は今回の出来事は様々な偶然が重なり、また多くの方々が尽力した結果であり、日本とギリシャの家族愛を象徴する出来事であると述べました。
ドラカキス船長は大使館から今回の件について初めて話を聞いた時、非常に感動され、心から尊敬する国である日本からこのような感動を届けていただき、非常にありがたいと述べました。
当日は、ギリシャの海運関係者やメディア関係者も集まり、12年ぶりの「奇跡」を祝福しました。
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